竹原慎二、迷惑な喧嘩自慢の若者に“怒りの鉄拳制裁”
プロボクシング元世界チャンピオン・竹原慎二が、自身が経営するジムに乱入した喧嘩自慢たちに鉄拳制裁を下した。
なぜ、竹原と喧嘩自慢が拳を交えることになったのか――。事の経緯は、YouTubeチャンネル「竹原テレビ」で8月31日、9月3日に公開された動画で説明されている。問題の若者グループは、竹原とのスパーリングを要求したものの拒否された腹いせに、嫌がらせ目的でジムの入り口付近にたむろ。路上喫煙などの迷惑行為をしていたため、痺れを切らした竹原はジムの中に呼びつけた。
若者たちが求めているのは、あくまでも竹原との対戦。しかし、こうした輩を相手にしていてはキリがないため、竹原は「俺はお前らとできん、いじめになるから」とスパー拒否し、「帰ってもらうか、警察呼ぶか」と話していた。しかし、グループのリーダー格と思われる若者は「お前のことを倒しに来てっからよ」「ヤバくない? 逃げてんの?(笑)」と執拗に煽る。こうした著しく敬意を欠いた振る舞いに、この日ジムに居合わせた元K-1 WORLD GPスーパーウェルター級王者・木村“フィリップ”ミノルが激怒。そこから、木村&竹原テレビのスタッフvs喧嘩自慢という構図でスパーリングが繰り広げられた。
9月8日に公開された「今後こんなに怒る竹原慎二を見る事は出来ないと思います」と題した動画では、ついに竹原がボクシンググローブをはめてリングに上がり、リーダー格の若者と相まみえることになった。若者は「今から竹原慎二の攻略法、教えます」と勝利宣言し、ゴングが鳴ると同時に勢いよく殴りかかった。対する竹原は、若者のパンチをいともたやすく躱し続け、がら空きになったボディに強烈な一撃を見舞った。一気に形勢逆転。1Rと持たず既にスタミナ切れを起こす若者に対し、容赦なく畳みかけ、最後はまたもお留守になったボディに強打を見舞い、リングに沈めていた。ダウンした若者は「やべぇわ……見えねぇよ…」と、先ほどの威勢の良さはどこへやら、泣き言を口にしていた。
対戦を終えて「大丈夫みんな?」と、木村や自分に叩きのめされた喧嘩自慢たちを心配する竹原。今後同じように喧嘩自慢がジムに乗り込んできても「絶対に(スパーリングを)やらない」と誓い、「煽ったらやってくれるとか思うやつがいるから、煽んないで頼むから」と注意喚起した。さらに、「今はギリギリで凌げても、もうちょい歳いったら絶対、君らには勝てないんだから、君ら若いんだから」と本音を漏らす場面も。そして「俺は絶対にやらないからさ」と改めて喧嘩自慢とのスパーを引退すると表明し、最後の相手となった喧嘩自慢と一人ひとり握手を交わして「頑張って」と声をかけていた。
コメント欄には「竹原さんマジで優しすぎる」「大人の対応ですね」「重い病気を克服して親子ほど年齢が離れた若者達とスパーしても軽々と退けるのは同年代から見ても凄く尊敬できます」などの声が寄せられている。
今回で、喧嘩自慢に制裁を下すことは最後になるようだが、生死にかかわる大病を患いながら、50歳を迎えた今も「ガチンコ・ファイトクラブ」時代と変わらず若者と真剣に向き合い、時として拳を交える竹原に、称賛の声は止まない。
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