「あんスタ」を通して見えてきた、次元を超えてアイドルを愛すということ
次元を超えてアイドルを愛すということ
ゲームの中に生きているアイドルたちと、三次元を生きる私たちは、どう足掻いたって世界線が交わることはない。直接ファンサを貰うことはできないし、チェキ会や握手会などといったイベントは開催されない。毎年決まった日に歳を重ねていく私たちと、永遠に若いままの彼ら。
これを読んでいるあなたは、寂しいコンテンツだと思うだろうか。
確かに、彼らに触れることは叶わないかもしれない。でも、いつだってそばに感じることはできる。ライブ会場の熱狂に、日が暮れた帰り道に、憂鬱な朝の準備時間にだって、彼らを近くに感じられる。私たちの生活の中に、心の中に息づいている。『あんスタ』はメディアミックスを通して、私たちに教えてくれた。
どこにもいないのではない。どこにいても感じられるのだ。
そんなファンの想いを汲んだ『あんスタ』がこれからどんな企画を展開してくれるのか。アイドルたちと過ごす夢の先を期待して、これからも注目し続けたい。