ライカカメラ搭載スマホ『Xiaomi 12S Ultra』レビュー 1インチセンサーでどれだけ高画質に撮影できる?

ライカカメラ搭載スマホ『Xiaomi 12S Ultra』

 カメラはライカとコラボしたこともあり、豊富なモードやフィルターが用意されている。写真撮影時は最近のスマートフォンらしい処理を行う「Leica Vibrant」と、ライカの味わいとなる「Leica Authentic」の2つのモードを切り替えて利用できる。これに加えてAI処理、HDR処理をON/OFFできる。これに加えてフィルターが10種類以上用意されており、その中にはライカフィルターとして「Leica ビビッド」「Leicaナチュラル」「Leicaモノクロ」「Leicaモノクロハイコントラスト」という4つも加えられている。被写体に応じて多彩な撮影を楽しむことができるのだ。

2つのモードと4つのライカフィルターを選べる

 それでは実際にカメラを使ってみよう。前述したように本体はとても握りやすい。ただし撮影モードが多いため、右手の親指でのモード切替がやや煩わしいとも感じた。モードは「プロ」「ドキュメント」「ビデオ」「写真」「ポートレート」「ナイト」「More」の7つ。いくつかのモードは「More」の中に収納できるので自分の使い方に応じてカスタマイズするといいだろう。

背面仕上げはカメラとして使うときに握りやすい

 ところで最近のスマートフォンは写真の下側に機種名や撮影日時などを記録するウォーターマーク機能を備えている。Xiaomi 12S Ultraにもウォーターマーク機能があり、「XIAOMI 12S ULTRA |LEICA」の文字が入る。また新たにライカウォーターマーク機能も加わった。これは撮影した写真の下部に余白を追加し、機種名とライカのロゴ、さらにシャッター速度やカメラの焦点距離などを記録するものだ。普通のウォーターマークでは撮影した写真に文字がかぶってしまうが、ライカウォーターマークは昔の印刷写真のような余白に情報を記録してくれる。SNSで写真をシェアするときなど撮影情報(Exif)が消えてしまうことああるが、ライカウォーターマークを付けた写真なら一目でどんな条件で撮影したかがわかるというわけだ。

ライカウォーターマークを付けた写真

 Xiaomi 12S Ultraを使い筆者の住む香港の街中で撮影をしてみた。遠近ある被写体を撮影すると、ポートレートモードにしなくとも適度にボケてくれる。これぞ1インチセンサーの強みだろう。ポートレートモードはピントの合わせ方によっては不自然なギザやボケが出ることがあるが、Xiaomi 12S Ultraなら何も考えずに普通に撮影するだでしっかりとボケる。

標準撮影でも十分ボケる

 一方1インチセンサーはあまり近くに寄れないという弱点がある。Xiaomi 12S Ultraはある程度近づくと超広角カメラに切り替わるので、マクロ的な撮影にも対応できる。なお背面にあるカメラは中央が超広角、LEICAロゴ側にあるのが広角で、両者は若干距離が離れている。そのため被写体に近づいていき、マクロ(超広角)に切り替わると画角がずれるのはやや気になった。

左:標準(広角)はここまで寄れる。近づいていくとマクロ(超広角)に切り替わるが画角はずれる

 撮影モードの2つを比較してみた。Leica Vibrantはやはり今風の映える色合いに、Leica Authenticは自然の色っぽく写る。このあたりは1つの被写体を様々なモードや設定で撮りくらべるという楽しさもある。

左:Leica Vibrant。右:Leica Authentic

 望遠は光学5倍を搭載しており、遠くからでも十分寄れる。近寄ると逃げてしまう猫の撮影にも適しているだろう。なおデジタルは120倍対応だが、実用的なのは20倍程度だろうか。望遠性能も十分だ。

左:超広角。右:5倍望遠

 夜景はやや派手な仕上げになる傾向で、明るさとコントラストが強めにでる。これはこれで映える写真が撮れるが、Proモードで設定をいじって好みの絵に仕上げるのも悪くない。

夜景はSNS映えする出来栄え

 シャオミのスマートフォンは日本ではミドルレンジの「Redmi」シリーズを中心とした展開となっているが、ハイエンドモデルはiPhoneを越える性能を有していると言えるだろう。Xiaomi 12S Ultraのカメラはスマートフォンの写真撮影体験を大きく変えるものになりそうだ。

関連記事

インタビュー

もっとみる

Pick Up!

「コラム」の最新記事

もっとみる

blueprint book store

もっとみる