朝倉未来、『龍が如く』に出演決定 ちょっとした発言が仕事につながる“路上の伝説”の影響力

 総合格闘家でYouTuberの朝倉未来が、人気ゲームシリーズ『龍が如く』の最新作に出演することが決定した。

とんでもないことが決まりました

 7月19日、自身のYouTubeチャンネル「朝倉未来 Mikuru Asakura」に公開した「とんでもないことが決まりました」と題した動画で朝倉は、セガサミーホールディングス代表取締役社長グループCEOの里見治紀氏から呼び出されて、同社へとやってきた。朝倉がセガサミーにやってくるのはこれで2回目だ。1回目の訪問の模様が伝えられたのは、遡ることちょうど3か月前。サブチャンネルの「ふわっとmikuruチャンネル」で、4月19日に公開された動画でのことだった。

 この動画の中で、サミーが提供するポーカーアプリゲーム「エムホールデム」とコラボするにあたって来社した朝倉は、社内に飾られていた『龍が如く』のポスターを見て、「いや~、『龍が如く』出たいっすね。まさに俺、うってつけな感じするけどな」とつぶやき、「出れないっすか?」と冗談めかして出演を打診した。この時、朝倉を案内していたセガサミーの担当者は苦笑いしつつも「セガサミーの社長にちょっと掛け合ってみます」と返答していた。この「社長に掛け合ってみます」発言が、リップサービスではなかったことが3か月後、証明されることになる。

 話を7月19日公開の動画に戻そう。社長室に通された朝倉は、里見社長と対面。里見社長は雑談もそこそこに「前回いらした時に『龍が如く』に大変興味があるという話があったので、我々も社内で話をして、せっかくなら『もうオファーしちゃえば?』みたいな話になってる」と伝えたのだ。まさかの展開に、普段は冷静沈着な朝倉も「『龍が如く』に出られるってことですか?」「ヤバくね?これ」と驚きを隠せなかった。その後、龍が如くスタジオ代表プロデューサーの横山昌義氏も同席して詳細が説明された。

 朝倉が出演を打診されたのは、現在開発中の『龍が如く8』。毎回、数々の有名人がゲスト出演することで知られる『龍が如くシリーズ』だが、横山氏によると、今作はまだ誰にもオファーしておらず、朝倉が出演者第一号なのだとか。朝倉は「『龍が如く』に出られると思ってなかったな。冗談でも言ってみるもんですね」と喜んでいた。そこから話はとんとん拍子に進んでいき、その日のうちにフェイスキャプチャーも撮影していた。それにしても、軽いノリで吹っかけた「『龍が如く』に出たい」という逆オファーがすぐに社長の耳に入って実現に至ってしまうあたり、今の朝倉の勢いを示していると言わざるを得ない。

 『龍が如く8』の情報はまだほとんど解禁されていない。そのため朝倉がどんな役柄なのか、敵なのか味方なのか、どの程度ストーリーに絡んでくるのかなどは一切不明だ。とはいえ、朝倉が配役について「強ければなんでもいいです」と言った際、横山氏が「多分そこは大丈夫だと思う」と返答していたことから、本人のイメージを損なわない強力なキャラであることは間違いなさそうだ。果たして、“路上の伝説”はどんな形で『龍が如く8』に登場し、アウトローひしめく壮大なオープンワールドの中で暴れてくれるのか。今から楽しみでならない。

関連記事

インタビュー

もっとみる

Pick Up!

「コラム」の最新記事

もっとみる

blueprint book store

もっとみる