鈴木愛理×莉子、共演から再会を経て感じた共通点 “仲良し”とも違う不思議な関係性とは?

鈴木愛理×莉子、共演から再会を経て感じた共通点

 2021年にABEMAで配信されたオリジナルドラマ『ブラックシンデレラ』で共演した鈴木愛理と莉子。仲の良さが伝わる2人は、6月から放送中ののドラマ『ANIMALS-アニマルズ-』(ABEMA)で、主演と副音声という形で再会を果たした。8歳差でありながら、「年齢差を感じない!」「一緒にいると落ち着く」と話す2人に、初対面の時の印象や、ドラマ撮影での裏話、将来の目標などをたっぷり語ってもらった。(編集部)

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「莉子ちゃんとは、男っぽさの割合が似てるのかも」(鈴木)

――お二人は、1年前放送の『ブラックシンデレラ』でも共演されていましたよね。今回は、久々の再会ですか?

鈴木愛理、莉子

鈴木愛理(以下、鈴木):その後も、たびたびファッションショーとかでは会っていたよね?

莉子:そうなんですよ。舞台裏とかで。

鈴木:半年に1回くらいは会ってたから、久しぶりって感じがなくて(笑)。

莉子:ただ、私たちって合計すると1週間くらいの時間しか会っていないんですよ。『ブラックシンデレラ』の撮影も含めて。

鈴木:たしかに! 私は、『ブラックシンデレラ』の撮影には4日くらいしか参加していないから……。累積すると、1週間くらいかも。

莉子:でも、全然そんな感じしないんですよね。

鈴木:なんでだろうね。年齢差も感じないんです。私、年下の子と話す時は“猫を可愛がる”みたいになりがちなんですね。だから、普通のトーンで喋れる年下って、すごく貴重。莉子ちゃんと喋る時は、同い年の子と喋っている感覚なんです。

莉子:ちょっと待ってくださいよ! うれしいのか、なんなのか(笑)。

鈴木:ふふふ(笑)。

――莉子さんも、同い年と喋っているような感覚ですか?

莉子:いやぁ、私は“憧れのお姉さん”という感じで接しています。でも、愛理さんは誰とでもフレンドリーに接することができる方なんですよ。そこに、すごく助けられています。

――すごく仲がいいのが伝わってきます。

鈴木:なんでだろうね。プライベートでは、1回ご飯に行っただけなのに。

莉子:うーん……。

鈴木:お仕事現場で会うことの方が多いから、お友だちとしての時間は少ないはずなのに! なぜか、落ち着いて喋れるんですよね。謎です。不思議。お互いにさっぱりしているからかな?

莉子:そうですね。それは、あると思います。お互いに、「うっす!」って感じで(笑)。

――もしかすると、本質の部分が似ているのかもしれませんね。

鈴木:似ているのかなぁ。あっ、でも男っぽさの割合は似ているのかもしれない。

莉子:たしかに似てます。だからかな? 愛理さんといると、すごく落ち着くんですよね。お姉さんなのに、気を張らなくていいというか。

鈴木:同い年のクラスメイトのような感覚なんですよね。年上として、悩みを聞いてあげるというよりは、自分のことも話せる。

――お二人とも、年の離れた相手と仲良くなるのは得意ですか?

鈴木:あんまり出会わないんですよね。ここまでの年齢差って。私たちは、8個離れているから、学校でもかぶらないし。仕事でも、先生役と生徒役くらい離れているから。

莉子:お互いにないですよね。私も、愛理さん世代まではなかなかないですし。愛理さんは、『ブラックシンデレラ』の時も、「年下と共演すること、そんなにない」って言ってましたよね。

鈴木:でも、『ANIMALS-アニマルズ-』は年下ばっかりなんですよね(笑)。

莉子:あっ、たしかに!

鈴木:『ブラックシンデレラ』は学校を舞台にした話だったので、より年の差を感じたのかもしれないです。でも、莉子ちゃんは主演としてどっしりしていて。若者ノリがないんだよね。

莉子:そうなんですよ……。ないんです。

鈴木:モデルをやられていたから、“若者の代表!”って感じがしていたけど、莉子ちゃんはいい意味で古風というか(笑)。

莉子:本当に、そうなんです(笑)。

鈴木:だから、余計に落ち着いて見えるのかも。

――莉子さんの精神年齢が高いのかもしれませんね。

莉子:自分でこうしようと思っているわけじゃないんですけどね。小さい頃から大人の方に囲まれてお仕事をしているので、自然とそうなったのかもしれません。

鈴木:莉子ちゃんは、学生時代からTikTokがあるじゃないですか。

莉子:あります。

鈴木:私は、年代的にSNSがあとからついてきたんですね。なのに、その世代の子と合うことに驚いていて。

――流行に、そんなに流されないというか。

鈴木:そうです。地に足がついているイメージがあります。自分は、自分みたいな。

――年上の方からしたら、落ち着ける存在ですね。

莉子:あはは(笑)。

鈴木:私がテンション上がりすぎた時に、戻してくれるくらいなんで。本当に、頼れちゃう。

「愛理さんは、お母さんに話したくなる存在!」(莉子)

―仲良しなお二人ですが、初めて出会った時の印象は覚えていますか?

鈴木:まず、目がキュルキュルしてるなと思いました。『ブラックシンデレラ』の現場でも、ずっと言ってたんですよ。そしたら、台本にまで“キュルキュル”ってワードが登場して。

莉子:そうでしたね(笑)。

鈴木:とにかく、目の潤いがすごいんです。

――莉子さんは、いかがですか?

莉子:SNSなどでずっと見ていた存在だったので、お会いした時は可愛さに感動しました。あとはそのフレンドリーさにもびっくりしましたね。お姉さんだけど、誰とでも仲良くできる。この空気感は、愛理さんにしか持てないものだと思います。家に帰っても、頭のなかに愛理さんが残っていましたもん。すべてが完璧すぎて!

鈴木:なんか、お母さんに話したって言ってたよね?(笑)

莉子:そう! 感動しちゃって。愛理さんは、お母さんに話したくなる存在。

鈴木:そんな大した人間ではございません!

莉子:いやいや、余韻に浸れるんですよ。すごい方だなぁ……って。

――では、『ブラックシンデレラ』の撮影で印象的だったことはありますか?

鈴木:私は、江戸切子職人の役だったので、その修行を1日やらせていただいたんです。「これが“役作り”ってやつか!」と思い、すごくワクワクしましたね。練習で使った江戸切子を、スピンオフ編のEDテーマ『Be Brave』のジャケ写に使わせてもらったりもして。『ブラックシンデレラ』では、形として思い出に残るものが多くてうれしかったです。あとは、『ANIMALS-アニマルズ-』でもご一緒している原(桂之介)監督が、私のことをふざけて「鈴木ー!」って呼ぶノリがあったんです。

莉子:懐かしい!(笑)

鈴木:あのノリが、すごく新鮮だったんですよね。最近は、「鈴木さん」とか「愛理ちゃん」と呼ばれることが多いので。すごくうれしかったんです。今回もまた『ANIMALS-アニマルズ-』でご一緒させていただいて、監督との出会いは、「お芝居って楽しい!」と思えるきっかけのひとつになっています。

――莉子さんは、原監督の印象はありますか?

莉子:シンプルにいうと、めっちゃ面白い監督です。役者のことを、よく考えてくださっているというか。みんなで考えて、現場を作っていく感じ。あと、『ブラックシンデレラ』は、全体的に仲がよかったんですよね。監督も共演者の方々も、いい人ばかりで。その空気感が、作品にも生きていたんだと思います。

鈴木:『ANIMALS-アニマルズ-』も、そんな感じです。簡単に言うと、いい人しかいないんですよ。現場の色が、陽のパワーで包まれていて。どんなに過密スケジュールでも、現場に行きたくて仕方がない! みたいな(笑)。体は疲れているのに、メンタル的には「毎日行きたい!」って思ってましたもん。

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