YouTuber3組の体を張った検証動画が話題　それぞれに込められた人気の秘訣とは

　7月2週目は、すしらーめん《りく》、タケヤキ翔、東海オンエアの検証動画が急上昇にランクイン。企画内容はバラバラながら、それぞれの特徴が大いに詰まった検証動画の人気の秘訣を紐解いてみたい。

　これまでも規格外の検証を行なってきたすしらーめん《りく》は、大量のスチールウールを使った実験を決行。棒状にした20メートルのスチールウールを攪拌機の刃に巻きつけたものに火をつけ、高速回転させるという、一歩間違えれば大事故になる危険な検証だ。りくはこの検証動画を撮影するため、耐火靴、耐火グローブ、溶接メガネ、特殊防護服を二重で着用し、火が燃え移らない特殊な施設で撮影を行なうなど、安全面には厳重体制を敷いていたという。

　動画では飛び散る火花が花火のように見え、りく自身「キレイ」と発する一方で、「怖い」とも発言。この実験だけでも十分撮れ高はあるように感じられるが、りくの検証はこれだけでは終わらない。今度は火を着け、高速回転させたスチールウールに風を送るという、より危険度が増した実験にチャレンジしたのだ。前述の実験よりも大量の火花が飛び散った様子は、まるでCGで作られた映画のワンシーンのよう。これには「すしらーめんの撮影現場過酷すぎて笑う」というテロップが入り、危険なことに挑戦していることに対する本音とも取れる言葉が見受けられた。

　火が消えると、水が入れられた大きな容器に防護服のまま浸かったりくに、スタッフがバケツで水を放つというオチもバッチリ。「YouTuberだからこそできる」、そんな言葉を体現した検証動画だった。

　タケヤキ翔は、大食いYouTuberぞうさんパクパクとコラボし、ぞうさんと同じ食事を1日中とり、体重がどのくらい増えるかを検証。これまでもプロ野球選手や大食いYouTuberらと同じ食事をとった検証動画が公開されており、ファンの中でも人気の企画が急上昇にランクインした。

　撮影時には相手がどんな食事を摂るのかわからないため、タケヤキは「怖いな〜」と不安を連発。「朝起きるのが憂鬱」というほど過酷な企画は、朝食の千切りキャベツ300グラムにサラダチキンやスムージー、野菜ジュースからスタート。続く昼食はらーめん3杯に白米、3時のおやつはカツが入った弁当と海鮮丼、幕の内弁当と、すでにタケヤキの胃袋はパンパンだった。この日の夕食はぞうさんとともにするのだが、ぞうさんいわく、ここまでの食事は「けっこう軽め」。最後の食事には揚げ物2キロ、白米1キロ、タルタル600グラムに汁物という合計4キロのデカ盛りが登場するも、余力を残しながらペロっと平らげたぞうさんの凄さが証明された。

　ぞうさんによると、健康診断の結果もA判定で、善玉菌が多いと診断されているという。そんな常人離れな体質をもったぞうさんの食事を真似た、タケヤキの実験前と実験終了時の体重の差はなんと6.9キロ増。タケヤキの1番キツかった食事に認定された夕食を含め、見応えのある検証動画になった。