Apple Watchのライバルとなるか? Pixel Watchについてわかっていること
米グーグルは5月に開催された開発者向けイベント「Google I/O」にて、今年秋に投入予定のスマートウォッチ「Pixel Watch」の情報を一部公開した。同社初となるスマートウォッチは、固定化した市場を変えるだけの製品となるのだろうか。
特徴的な円形文字盤を採用
今年5月時点では、Pixel Watchの詳細なスペックや機能は公開されていない。わかっているのは、そのデザインや一部の機能、そして他デバイスとの連携機能などだ。
Pixel Watchで特徴的なのは、ベゼル(縁)がなくカーブした円形の文字盤(ディスプレイ)だ。これは、四角いディスプレイがアイコンとなっている米アップルの「Apple Watch」に対する、大きな差別化要素となることだろう。一方で本体サイドに物理的なリュウズ(竜頭)を備えたデザインは、Apple Watchと共通している。
Pixel Watchでは「Google マップ」や「Google アシスタント」「Google Wallet」など、グーグルのさまざまなサービスが利用可能だ。さらに、同社によって買収された米Fitbitによる健康とフィットネス機能も搭載されている。
スマートな連携を実現
Pixel Watchはスマートフォン「Pixelシリーズ」やワイヤレスイヤホン「Pixel Budsシリーズ」とのスムーズな連携が特徴だ。
「ファスト ペアリング」では、イヤホンやスマートウォッチ、スマートフォンを素早く接続することが可能。最新イヤホン「Pixel Buds Pro」では、スマートウォッチやスマートフォン、ノートパソコン間にて、音声の自動切り替えもできる。さらに、デバイスを超えた音楽や動画の再生、一時停止、音量調整も可能だ。
スマートフォンからPixel Watchで音を鳴らして場所を見つけたり、「デバイスを見つける」機能で置き忘れたPixel Watchの場所を知ることが可能。スマートホームデバイスにアクセスし、暖房や照明をコントロールすることもできる。