ワールドクラフト、OSC対応、アパレル展開……メタバースへのアプローチは広がり続ける

建築に衣服、広がるメタバースの現在

RiBLA Broadcast (β) デモ映像

 メタバースもそうだが、アバターを動かすツールも選択肢が増えている。今週特に話題になったのは、エイベックス・テクノロジーズがリリースした「RiBLA Broadcast(β)」だろう。エイベックスという大手が参入した点も目を引くが、Webカメラ単独の骨格推定といった、意欲的な機能が光るツールだ。まだまだ発展の余地はあるが、手軽にリッチな表現ができる選択肢となるだろう。

 興味深いのは、ツールの発表に合わせ、オリジナルキャラクター「生駒ミル」も発表し、手軽に扱えるVRM形式アバターとして無料配布を開始した点だろう。さらに、改造用であろう素体アバターや、それとセットの抱き枕カバーまで販売を開始している(かなりセクシーなので、閲覧にはご注意)。「アバターとグッズ」という組み合わせは、新しいキャラクターIP展開の一つになるだろうか。

 さて、先週も新たなメタバース参入が見られた。直近では『原神』が著名なmiHoYoの子会社・COGNOSPHERE社は、没入型の仮想世界体験の創造・提供を目的とした新ブランド「HoYoverse」を設立した。さらにあのマクドナルドも、メタバース関連と思われる商標を出願していたことが明らかになった。そのアプローチがどのようになるか、先達たちの動きと合わせて見ていきたいところだ。

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