『ドラ恋~Kissing the tears away~』「最後にキスしていい?」演技ではないキスで思いが通じ合う

『ドラ恋~Kissing the tears away~』最終話

『ドラ恋~Kissing the tears away~』 最終話

 けん(島津見)の「探してた。話したいことあるから」から始まるどストレートな告白も彼の魅力満載だ。「正直アユリの気持ちは何となく分かってて、邪魔したくない思いもあった。結局自分の気持ちをどんだけ整理しても俺はアユリが好き」ーー最初はクールで立ち振る舞いも器用な印象だったけんが、回を追うごとにメンバーの前でも、そしてお芝居上もどんどん自分の感情を剥き出しにしていく姿はとても人間味に溢れ、みるみる存在感が増していったように思える。

 そんな報われない想いの先にあったのが、互いに探し合いようやく見つけ出せたルイとアユリの姿だ。自分が告白するためにルイを探していてから出会えたのだと思っているアユリは、ルイから話し始めたことに驚きと嬉しさを隠せない様子。

『ドラ恋~Kissing the tears away~』 最終話

 「アユリが掛けてくれた言葉がすごい嬉しかった」「自分は自分のことがあんまり好きじゃないんだけど、アユリとお芝居してから明るくなれた自分がいて、会えて良かったです」と涙ながらに伝えるルイの告白にはどうしたって引き込まれ、胸を打たれてしまう。応えられなかったアミリアからの気持ちや、掛けてくれた言葉もどこか過ぎるところがあるのかもしれない。

 「皆に優しく接しちゃうから。でもアユリにだけはいつも特別な気持ちで接してた」と言った後、変顔をして見せ「本気で笑わせたいと思ってた」と言うこの言葉はルイにとって何よりの最上級の愛情表現だろう。

『ドラ恋~Kissing the tears away~』 最終話

 そして、「ルイとのドラマ撮影を観てびっくりするくらい胸がザワザワした」と言ってかやのに告白をしたたくま。ルイに気持ちが傾いていたことも正直に伝えた後、「たくまの隣で笑ってるのが私じゃないのかと思うとそっちの方が辛くなって。辛くなっちゃうくらい好きで好きで仕方ないから」と最初に抱いた自分の気持ちを再度自覚したかやの。ルイに寄り道をしたからこそ辿り着けた先がお互いだったことを確認し合うようなキスを見せてくれた。

 恒例の澤田(育子)先生からメンバーそれぞれへの手紙ではなく、ルイのオリジナルソング「愛の囚人たち」の弾き語りで幕を閉じた今シーズン。メンバー全員が正々堂々の真っ向勝負で爽やかに駆け抜けて行ってくれた。

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【写真】最終話話ハイライト(全14枚)

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