PSVR2にMeganeX……Quest 2一強のメタバース向けデバイス市場に年始から動きあり

メタバース向けデバイス、年始から激動

 新たなVRヘッドセットの萌芽が起こる中、メタバースの方角にも見逃せない動きがあった。「cluster」がアバターのアップロード制限を解放したのだ。これまで、ファイルサイズやポリゴン数など、幅広い項目に上限が設けられていたが、1月6日付ですべての制限が取っ払われたのである。

clusterの「バーチャル渋谷」へ遊びにきた筆者
clusterの「バーチャル渋谷」へ遊びにきた筆者

 これが意味するところは、「自分の望むままの姿ができる」ということであり、メタバースを魅力的にする大切な要素のひとつだ。筆者の観測範囲でも、ふだんVRChatで遊んでいる人が「cluster」向けにアバターを調整して遊びに行く姿が見られた。Quest 2対応も相まって、「cluster」は今年さらににぎやかなメタバースへと発展するだろう。

 さて、メタバースの話題が日夜錯綜する中で、「そもそもメタバースってなにがあるの?」「どうやったら行けるの?」と首をかしげている方も増えているだろう。そうした方にもおすすめできる電子書籍が1月4日に発売された。株式会社往来によるメタバース解説本『メタバースの歩き方』だ(※3)。「メタバース」の定義の考察からはじまり、VRChatをはじめとした様々なメタバースの解説、そしてVRChatユーザーへの取材記事なども収められた、地に足ついたガイドブックだ。Amazonにてワンコインで購入できる本書から、メタバースの「いま」を知ることで、今年起こる様々なメタバースに関する話題を理解する糸口をつかんでみることをぜひおすすめしたい。もちろん、読んだ勢いで実際にメタバースへ飛び込めば、より楽しめるだろうし、より深く理解できるはずだ。

※1 https://store.steampowered.com/hwsurvey
※2 https://www.theverge.com/2021/11/16/22785469/meta-oculus-quest-2-10-million-units-sold-qualcomm-xr2
※3 https://www.amazon.co.jp/dp/B09PN4CBBN/

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