VTuberの2022年はメタバース配信がトレンドに? にじさんじ、ホロライブの“VRChat公式”展開に思うこと

2022年のVTuberはメタバース配信がトレンド?

 年末年始のVTuber界隈は例年、様々な催しが開催される。それは2021〜2022年も例外ではなかった。

#NJU歌謡祭2021 / 前半

 にじさんじでは12月31日に『NJU歌謡祭2021』を開催し、58名のタレントによる華やかなステージが大晦日を彩った。明けて2022年の正月にも、バラエティ番組『にじヌーン』や、『ポーカーチェイス』協賛のポーカー大会『NNOP2022』など、テレビ局もかくやというエンタメ番組が連日放送されている。

年末ホロライブ ~ゆくホロくるホロ2021~【#ゆくホロくるホロ2021】

 ホロライブも毎年恒例となった年またぎ番組として『年末ホロライブ ~ゆくホロくるホロ2021~』を実施。元旦には、5期生・桃鈴ねねと、デビューしたての6期生に「晴れ着衣装」が実装され、にぎやかな年始のあいさつが各所で行われていた。

 一方で、事務所やグループを横断する大きなイベントは、2~3年前と比べると少なくなった印象を受けた。もちろん、12月28日には『TUBEOUT! FES 2021 WINTER』、12月29日には『Virtual Music Award 2021』といった大型音楽イベントが開催されるなど、皆無ではない。特に『Virtual Music Award 2021』では、キズナアイと電脳少女シロがライブでデュエットを披露するという感慨深い場面もあった。とはいえ、特ににじさんじとホロライブは事務所内で多くが完結するフェーズに入りつつあり、横断的なイベントへの参加者は今後も少しずつ減る可能性があるだろう。

 ひるがえってVRChatの年末年始を見てみると、こちらも盛況だった。とりわけ、VRChat公式の年越しワールドとしてオープンした「VRC NYE 2022」は、ほぼ常時4ケタ台のユーザーがアクセスする活況をみせた。

 ネオン輝く街には、英語圏のVRChatコミュニティに加え、日本語圏のVRChatコミュニティからも宣伝ポスターなどが掲載され、2021年までのVRChatカルチャーの総決算ともいえる光景が広がっていた。「VRC NYE 2022」で多くの人が新年を迎えたためか、年末年始にVRChatへアクセスしていた人は88,000人以上にのぼったという報告も上がっている(※1)。

【#年越しメタバース2021】これから20時間の祭りが始まる......!開会式【VRChat】

 ユーザー主催の年末年始イベントも各所で見られた。とりわけ『年越しメタバース2021』は、実に約20時間にも渡るプログラムをVRChatとYouTubeにて発信する大規模なイベントとなった。現役のVRChatユーザーが企画・参加したプログラムは、「お砂糖」「VR睡眠」「授乳カフェ」といった独自のカルチャーや、「カソウ舞踏団」による元旦ショーケース、VRChat上での初日の出や初詣、VRChatアイドル文化やメタバースに関するトークイベントなど、日本のVRChat文化の「いま」を発信する意欲的な内容となっていた。なによりこうしたイベントを、YouTube越しだけでなく「現地」に赴いて参加できるのは、VRメタバースならではの魅力だろう。

 かくいう筆者も、年明けは「カソウ舞踏団」の元旦ショーケースとともに迎えた一人だ。

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