BTSや『イカゲーム』など東アジア発文化の需要高まる 越境EC・イーベイによる2021年総括
コロナ禍収束の前提でインバウンド需要に対する計画も
来期の見通しとしては「パンデミック(コロナ禍)は収束するという前提で事業計画を練っている」という。もともとパンデミックを想定していない事業計画で動いていたという「eBay」。インバウンド需要はあるという前提で、旅行の前後の購入を促進する計画を進める方針だ。
また、取引額ランキング1位に位置するブランドハンドバッグの真贋鑑定サービスも開始予定。2000万円以上の高級時計に提供している鑑定サービスと同様の形で徐々に提供を始めるという。
K-POPグループ「BTS」の日本ファンクラブ限定グッズが好調であったことやNetflixの『イカゲーム』の反響などを含めて、日本から目を離して東アジア全体を見てもカルチャーの発信地としての重要度が上がってきたと岡田氏は指摘。来期以降もそういった商品を提供していくことを目標に掲げた。
ECには店頭に並ぶ期間の短い、あるいは並ばない商品も多く扱う利点がある。越境ECに関しては、日本では人口が限られているが「eBay」を通すことで世界を相手に取引ができる。東京だけではなく地方でも地の利を生かした戦略があり、そうした商品を発掘できることをイーベイ・ジャパンとしても期待している岡田氏は述べた。
(画像=PRTimesより)