大谷翔平のトレカが約1,100万円で出品 イーベイ・ジャパン、2021年第3四半期の越境ECトレンドを公開

トレーディングカードが世界的に人気

 世界最大規模のオンライン・マーケットプレイス「eBay(イーベイ)」への出店を通じ、日本セラーの「越境EC」を支援するイーベイ・ジャパンは2021年度第3四半期(7-9月)の期間に日本セラーから出品されたアイテムの販売動向を発表した。

 世界中で盛り上がりを見せるトレーディングカードブームは衰えを知らず、今期も4期連続の前年比3桁成長で伸び率はトップに。ポケモンカードゲーム(以下、ポケモンカード)は特に好調で、クリエイター・長場雄氏描き下ろしの「ピカチュウ」プロモカードが売れ筋商品1位となった。また3位にはK-POPグループ「BTS」の日本ファンクラブ限定グッズが、4位に世界で人気のマンガ『ベルセルク』のメモリアル掲載号となった『ヤングアニマル』が、5位には映画『ワイルド・スピード』に登場し高い人気を誇るホンダ車のパーツが入るなど、世界で人気のポップカルチャーの影響が見える顔ぶれだ。

 その他、世界中に感動を与えた東京2020オリンピック関連でも日本の記念グッズが人気を集めている。

【売れ筋商品ランキング売れ筋商品ランキング】

 

 1位はイラストレーターの長場雄氏とポケモンカードがコラボした「YU NAGABA×ポケモンカードゲーム」のプロモカード。ピカチュウは世界でも大人気で、販売数を伸ばした。ポケモンカード関連の商品は2020年Q3から5期連続で首位に輝いている。2位は8月に発売されたNintendo Switchの新作ゲーム『遊戯王ラッシュデュエル 最強バトルロイヤル!!』。3位は韓国の男性グループ「BTS」が7月にリリースした新曲『BUTTER』の日本ファンクラブ限定の購入特典となるメンバーのセルフィーカードとなった。4位は5月に亡くなった漫画家の三浦建太郎氏を追悼して発売された、漫画雑誌「ヤングアニマル」のメモリアル号。三浦氏による人気ファンタジー作品『ベルセルク』の最新話掲載と豪華付録もあり、世界のファンたちが購入した。5位にはホンダ「シビック」のエアバッグがランクイン。シビックをはじめとした日本車はスポーツコンパクトカーとして海外人気が高く、6月に『ワイルド・スピード』の新作が公開されたことや、米国で新型シビックが発表されたことより注目が集まる。

【カテゴリーランキング】


 取引額TOP10は前期と同じ顔ぶれに。女性向けのブランド品(Clothing& Accessories)は4期連続の1位と安定しているが、2位以下はすべて前期と順位が入れ替わる結果となった。時計(Jewelry, Gems, Watchesカテゴリー)は4位から2位にランクアップ。上位2位は今夏からの新しい決済管理システム導入で100万円以上の商品の取引が可能になったことでエルメスやロレックスなど高級品の取引が活発になり平均単価が上昇する結果に。また、メンズファッション(Clothing & Accessories/Men)もスニーカーを中心に需要が高まっており、8位にランクアップを果たしている。

<成長率TOP3>(前年同期比)

 取引額TOP10のうち、前年同期比で大きく成長したカテゴリーではトレーディングカードが4期連続で1位に。取引額ランキングでは3位から6位に順位を落としたものの、今期も+237%と4期連続の3桁成長を記録。人気カテゴリーとして定着してきたと言えるだろう。
また取引額ランキングで7位に順位を上げたオートパーツが成長率でも2位に躍進。前述の通り海外での日本車の人気と、コロナ禍で自動車のDIYマーケットが成長していることもあり需要が高まっている。

【番外編】

その1:チキンナゲットに続き、今度はオレオが110万円に 


 前期ではオンラインゲーム『Among Us』のキャラクターにそっくりなチキンナゲットに約1,100万円の価値が付いた事例を紹介したが、今回話題となったのは店頭価格4ドルほどの「オレオ」だ。2021年9月に米国で新発売されたポケモンとのコラボ商品『Pokémon x OREO Limited Edition Cookies』には人気のポケモン16種がクッキーにデザインされており、その中でもレアキャラの「ミュウ」がデザインされたものはeBay上でも多数オークション出品がなされた。タイミングによっては思わぬ高額が付くこともあり、なんと9月末には10,000ドル(約110万円)で開封済みのものが落札され米国内のみならず海外でもニュースに。現在では価格は落ち着いていますが、コレクターの世界の奥深さを感る出来事だ。

その2:大谷翔平選手のトレーディングカードはアメリカでも人気


 MLB(メジャーリーグベースボール)のロサンゼルス・エンゼルスに所属する大谷翔平は今シーズン投打にわたる大活躍で全米の野球ファンからも絶大な支持を集める。7月にはMLBオールスターゲームで史上初となる「投打二刀流」で選出。第3四半期での関連商品販売数が大幅に増加した。

 中でも、スポーツトレーディングカードの売上が大きく、特に大谷がMLBデビューし新人王を獲得した2018年度のカードは人気が高く、100万円どころか1,000万円を超えるカードも多数。大谷は現在今シーズンのMVPが期待され、もし受賞した場合は2021年度のカードも人気となることが確実視されている。すでに野球専門誌「ベースボール・アメリカ」や、「ベースボール・ダイジェスト」にて年間最優秀選手に選ばれ、今後も数々のアワードを受賞するとさらに売上増が見込まれるだろう。



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