3600万円で落札される「ポケモンカード」も オンラインオークションでTCGの高額取引が続く理由

3600万円で落札される「ポケモンカード」も オンラインオークションでTCGの高額取引が続く理由

 近年、盛り上がりを見せるトレーディングカード(TCG)市場。ポケモンカードなど、一部のジャンルでは入手が困難になるといった影響が出ている。

 オンラインオークションの現場もそのトレンドに注目。

 アメリカ・カリフォルニアに本社を置く最大手のイーベイ・ジャパンは、トレーディングカードの真贋や品質の鑑定をおこなうPSA(Professional Sports Authenticator)日本支社と共同で5月26日、出品者向けのウェビナーを開催した。

 ウェビナーからはTCGの現状はもちろん、TCGのオークション市場を盛り上げ整備していこうというプラットフォーム側の狙いがうかがえた。

 今回はそんな「トレーディングカード販売拡大ウェビナー」の模様をお届けする。

TCGカテゴリの2021年第1四半期は9倍以上の成長

 登壇したのはイーベイ・ジャパンより、カテゴリーマネージメント部より部長の中里力氏とアカウントマネージャー市田良介氏、PSA日本支社代表のトニー・アラム氏の3名。

 イーベイではアメリカでのTCGカテゴリの成長が著しく、昨年は前年比+142%。400万枚以上のカードが取引されたという。

 今年の第1四半期を見ても前年同期と比べて+833%。実に9倍近い数字を記録している。

成長を牽引する『ポケモンカードゲーム』

約3,600万円で落札された「1999 ポケモン ベース 1st Edition #4 Charizard<リザードン>」

 こうした成長を牽引するのが『ポケモンカードゲーム』の存在だ。

 中里氏によると、イーベイ内でのポケモンカードの取引は昨年は574%の成長を示し、現在もその傾向が続いている。様々な言語で発売されているが、日本語版への人気も高い。2020年の高額取引3位には、1998年に販売された日本語版ガルーラのカード、約1500万円での落札記録も並ぶ。

 何がポケモンカードの人気を支えているのか。中里氏は様々な要因があると前置きした上で、投資目的での購入者やコレクターがアメリカを中心に急増している現状を挙げた。

 現地メディアでも投資目的の購入の過熱を報じており、二次販売市場の人手不足が深刻な問題になっているようだ。

 こうした市場の過熱の背景には、成長率はもちろんカード自体がコンパクトであるため配送や在庫を考慮しなくても良いという利点があるのではないかとウェビナーでは説明された。

 盛り上がりを見せるオークション市場。直近のトレンドでは希少性の高いカードだけでなく、比較的手に入れやすいカードでも鑑定を受けることで高額で落札されるケースが目立つなど、第三者による鑑定の重要性が増しているという。

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