『ドラ恋~Kissing the tears away~』アユリ(吉永アユリ)がキスシーンで号泣? 気持ちのギャップに「苦しかった」

『ドラ恋~Kissing the tears away~』3話レビュー

  ドラマ第2話「君が涙を流すから」の主役オーディションの結果、選ばれたのはルイ(川合ルイ)×アユリ(吉永アユリ)ペアだ。ルイは女性からのペア指名でも4人中3人の女子から一極集中の指名を受け、その末2回連続での主演を勝ち獲っている。持っている男はどこまでも持っているらしい。

 そんなルイに好意を寄せるアユリは、ナナ(織田奈那)とのペアで演じ上げた前作を超えたいと意気込む。しかし距離を一気に縮めたいという想いが強すぎるがあまり、本番前にそれが少し噛み合わなくなってしまう。

 「アユリちゃんと自由稽古やって楽しかったから、男子からペア指名できるなら一番に指名していた」とルイが伝えると、嬉しそうなアユリ。ここまでは良かった。だが、人間は欲張りなものだ。好きな相手が自分のことを指名したいと考えていてくれたなんて知った時には、舞い上がりもっともっとその真意に迫りたくなってしまうものだ。「お芝居をやりたいだけ」なのか、それとも他の異性よりも少しは自分のことを意識してくれているのかどうしても聞き出したくなってしまったのだろう。

 ルイが正直に「他の女性と関わっていない中、ずば抜けて一緒に過ごした時間が長い人(=ナナ)がいるから、もっと他の女性3人とも話したいと思う。芝居してる時も、それ抜きで普段喋ってる時も楽しいから一番(アユリと)喋りたいと思う」と伝えるも、アユリからすればどうしても「恋愛対象として意識してくれているのか」という確証が欲しくて、そこに直結するような言葉を聞き出して安心したくてたまらないのだ。ルイには他意はないだろうが、ちょっとした微妙な言い回しが気になってしまう。

 今のところあまり断定的なことを言わない、明言しないタイプのルイからすると、かなり自身の想いを伝えてくれていたように見えた。しかしこれが『ドラ恋』の憎いところだ。それぞれのメンバーの恋もお芝居も同時進行するからこそ、比較対象が常につきまとう。ルイがナナと“同棲ハウス”や主演をともにし、あまりに素敵な作品の仕上がりを見せつけられてしまったからこそ、どうしたって焦ってしまう。アユリは元々恋愛に対して積極的な方に違いないが、相手と自分しかいなければもっともっと自分らしいペースで距離感を縮めていけるのだろう……。

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