「実家感」を体現してきたパオパオチャンネル リスナーとともに温かな春へ
人気YouTuberのパオパオチャンネルが、2022年4月末で活動を「終了」することを、11月1日の生配信で報告した。
パオパオチャンネルは、チャンネル登録者数151万人超を誇る、ぶんけいと@小豆(あずき)による男女2人組だ。それぞれニコニコ動画にて「踊ってみた」動画を発信する活動をしてきたが、イベントをきっかけにコラボを実施。その後、ぶんけいが人気YouTuberコンビ・水溜りボンドのカンタと似ていることから、YouTube視聴者からの注目を集めるようになっていった。
そして2015年に公開された『【@小豆とぶんけい】ロケットサイダー踊ってみた【オリジナル振付】』は視聴回数1295万回(2021年11月12日現在)を超える人気動画に。以降、「踊ってみた」動画のみならず、商品紹介や料理、メイクなどバリエーション豊かな企画動画でもファンを魅了してきた。
パオパオチャンネルがこれほど大きな人気を集めるようになったのは、ぶんけいと@小豆のバランスのよいコンビ感にあった。根っからのクリエイター気質を持つぶんけいは、@小豆を包み込む存在感でその人の良さがにじみ、@小豆のチャキチャキとした言動はぶんけいとのやりとりによってそのキュートさがより際立った。
性別も性格も異なる2人なのに、ダンスもトークも息ピッタリ。その様子は、恋愛や様々な利害関係などではなく、シンプルに「好きなこと」でつながっていくことができる、理想的な人間関係のようにも見えたのかもしれない。そして何より2人が揃うと、実によく笑うのだ。「つられ笑い」という言葉があるが、2人が楽しそうにしているだけで、その「つられ楽しく」なってしまう力が、パオパオチャンネルにはあった。