『PUI PUI モルカー』ヒットに関する数字をリサーチ アニメの枠に留まらない快進撃の理由は?
『PUI PUI モルカー』がテレビ東京系列の「きんだーてれび」で、1月5日より放送が開始されてから約1ヶ月。“覇権アニメ”との呼び声の中で中間地点に差しかかるも、熱が冷めない。放送後にYouTubeで公開されると、たちまち急上昇ランクの1位となる人気ぶりだ。
ヒットの理由をあれこれ考察する前にヒットしたきっかけを知りたい
モルタンクとかもいそうで楽しみだな(モルカーを兵器に利用するなんて許せないぜ!) pic.twitter.com/T7dAvtMOpX
— 打鳥 (@ne_iroden) January 9, 2021
見ていない人に興味を惹かせるべく、熱量を持たせて書く。それが作品レビューの本質だとしても、この『モルカー』に関しては、よくあるような展開とは少しばかり異なっているようにも見える。本作は尺が短いため、考察に参戦する裾野が広い。
そしてあっという間に、作品そのものとは別に情報が広がっていく状況にもなった(大喜利合戦も多分に含む)。典型的なヒットの王道を歩んでいる一方で、レビュアー泣かせの作品。他のメディアならまだしも、同じ土俵のネットでは苦労させられているはずだ。
ヒットした理由のネタとして、Twitterでバズった指標となりそうなツイートを探しにいっても困難を極める。作品に興味を抱けば情報を求めて過去ログを掘り返していくのは当然で、バズる以前のツイートにも「リツイート」や「いいね」が大量についてしまう。
「PUI PUI モルカー」がやたら気になってしょうがない。
— Twitter Japan (@TwitterJP) January 26, 2021
結局リアルタイムでバズった詳細な履歴を知るのは、Twitterの中の人くらい。どれだけヒットの理由をあれこれ考察してみようとも、その過程が曖昧であると説得力に不安が残る。せめて年末のトレンド大賞の時にでも公開してほしいところ。
そこでこれまた定番ながら、Googleトレンドに頼ってみる。こちらもそこまで頼りになるかどうかだが、なかなか精度としては良さそうに思える。『モルカー』が長編映画や30分枠のテレビシリーズではないため、事前の情報露出が限られていたこともある。