新型MacBook、2021年後半に2モデルリリース? Appleは史上初「四半期で1,000億ドル売上企業」の仲間入りか

新型MacBook、2021年後半に2モデル発売?

AmazonとWalmartも達成

 24日にはビジネスインサイダーが、Appleの2020年第4四半期の業績予想について報じた。今週中に同四半期に関する業績発表があるのだが、Yahoo Financeをはじめとしたアメリカのアナリストたちの予想によると、同四半期のAppleの売上は1,027.6億ドル(約10兆7,000億円)になると見積もられている。この予想値は、2020年第3四半期の売上より約16%増加している。あるアナリストは、さらに多い1102.1億ドル(約11兆4,000億円)と見積もっている。

 以上の売上予想が正しければ、Appleは四半期ごとの売上で1,000億ドルを超える史上初の企業となる。昨年の夏、同社がアメリカ企業として初めて時価総額2兆ドル(約207兆円)を突破したのに続き、新たな快挙を達成するかも知れない。

 もっとも、2020年第4四半期において売上が1,000億ドルを突破すると見込まれる企業はAppleだけではない。Amazonやスーパーチェーン最大手のWalmartの売上も1,000億ドルを超えると見られている。

 Appleの売上が好調と予想されるのには、ふたつの理由がある。ひとつは、iPhoneシリーズ初の5G対応モデルであるiPhone 12シリーズがリリースされたことである。同シリーズは年末商戦で大量に売れたと見られている。モルガン・スタンレーが調べたところによると、同シリーズは過去5年間のiPhone販売のなかでもっとも成功した、とのこと。

 もうひとつの理由が、コロナ禍によるデバイス需要だ。投資会社モーニングスターの調査によると、コロナ禍によって在宅勤務が余儀なくされたため、タブレット、デスクトップPC、そしてノートPCの需要が多くなったのに伴い、各市場のApple製品が売れたのだ。

 コロナ禍の収束がまだ見通せない状況ではあるものも、Apple製品が順調にリリースされることによって、同社の好調は続くと見て間違いないだろう。

トップ画像出典:tech radar「MacBook Pro 14-inch (2021) release date, price, news and leaks」より画像を抜粋

■吉本幸記
テクノロジー系記事を執筆するフリーライター。VR/AR、AI関連の記事の執筆経験があるほか、テック系企業の動向を考察する記事も執筆している。Twitter:@kohkiyoshi

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