次世代のMacBookは“折り曲がる”? Apple特許から推測
未来のパソコンは、一体どんな形状で、どんな機能を有しているのだろうか。
Appleがこれまで取得してきた特許を使用して、次世代のMacBookを作ったらどうなるのか、海外の報道に基づいてシミュレーションしてみた記事が話題になっている。
継ぎ目がなく、ぐにゃっと折り曲げられる?
上記の内容を報じたのは『Forbes』で、同メディアはそれを「ミラクルMacBook」と表現している。(参考:https://www.forbes.com/sites/barrycollins/2020/07/08/the-miracle-macbook-apple-could-create-with-its-many-patents/#5c249e671d33)。
以前は“折り曲げられるiPhone”を作ることに、あまり関心を示していなかったAppleだが、ラップトップのヒンジを取り除き、本体を曲げられるようにするアイデアを模索している。2018年に特許を取得した、いわゆる「Living Hinge」だ。
2020年5月には、さらに一歩進んだコンセプトである「調整可能な湾曲構造」の特許も取得した。同技術については、「全体の外観がシームレスなPCデバイスで、滑らかに湾曲できる部分があり、一体型の本体で構成されている」と説明がある。
目に見えないトラックパッドで、自在に操作
2020年7月には、ガラス、サファイア、その他の透明なセラミックで作られたキーボードに関するAppleの特許が公開された。これらの素材は、薄くしても耐久性に優れ、数百万回サイクルしても、ほとんど傷がつかないという。
そのガラスのキーボードがジェスチャーを認識できたらどうだろうか。2020年5月には、ガラスジェスチャーキーボードの特許も取得されている。例えば、キーボードから手を離さずにウェブページをスクロールしたり、画面上に図形を描画したりできる、といったものだ。
キーボードだけではなく、ラップトップの表面全体を1つの巨大な目に見えないトラックパッドに変える特許も取得。この特許では、ラップトップの内側が全てガラスになっていることを想定している。