パオパオチャンネル、1年8か月ぶりの動画に感じた“最強好感度”の理由
今後の活動方針を説明するにあたっても、「結論から言ったほうがいいってよく言うじゃないですか。でも今日はそうしません」「絶対にスキップせず観てほしいね」と話していた。ファンの辛抱強さや、自らが説明することを真面目に聞いてくれることを心から信頼しているからこそできる発言だと感じられる。
自分の気持ちを大切にし、お互いを尊重しあっている二人が、ファンのことも大切に思い、信じていると伝わるからこそ、彼らは変わらず愛され続けているのだ。
それぞれに新しい表現や人間性を身に着けてきたであろう2人が、これからどんな活躍を見せてくれるのか楽しみで仕方ない。YouTubeのコメント欄や各種SNSでもよく見るが、「@小豆」が「あーずー」にふたたび戻るとき、「ぶんけい」が「ぶんちゃん」にふたたび戻るとき、新しい化学反応が起きることは間違いないだろう。ぎゃあぎゃあ騒ぐ「あーずー」が苦笑する「ぶんちゃん」を困らせる様子を、にこにこしながら見守りたい。
■桂木きえ
東大卒YouTubeコラムニスト。92年東京生まれ。会社員ながらもYouTuberが好きすぎて副業ライターとして執筆。YouTube、TikTokなどの動画メディアとインフルエンサーについて考察する。