ありがとう、パオパオチャンネルーー人気YouTuberが活動休止前、最後の動画で見せた“信頼と愛情”の輝き
6月1日からの活動休止を宣言していた人気YouTuber・パオパオチャンネルが5月31日、「ありがとう、」と題した動画を公開した。
パオパオチャンネルは「@小豆」「ぶんけい」という踊り手出身の男女ふたりと、マスコット的存在である「パオぞう」による人気グループだ(グループの詳細については、過去記事に詳しい。参考:https://realsound.jp/tech/2018/07/post-221864.html)。5月24日、ファンに衝撃を与えた活動休止宣言以降、『ありがとう、パオぞう。』という動画でパオぞうを労い、『ありがとう、pizzicato。』という動画では、2人のヘアカットを手がけてきた原宿の美容院「pizzicato」へ足を運び、そして「ありがとう、みんな。」と題した動画で、人気企画の「スクショ大喜利」を行ない、ファンに感謝を伝えながら”みんな”で笑い合った。
YouTubeとともに過ごした日々を愛おしむように、動画をアップしてきたふたり。最後の動画は『ありがとう、』と、その対象が記されていないが、その内容は、お互いに対しての「ありがとう」だった。
この動画で、ふたりはお互いへの手紙を読み上げた。細かな内容はぜひ、動画で確認していただきたいところだが、@小豆は「いつもとなりにぶんちゃんがいてくれてよかった。どこにいても気にかけてくれてありがとう。きちんと向き合ってくれてありがとう。後ろ向きなとき、自信をくれてありがとう。笑わせてくれて、笑ってくれてありがとう。他にもたくさん、数えきれないくらい感謝してるよ。ありがとう」と、多くの「ありがとう」を送った。
またぶんけいは、「激励の思いを込めて、あーずーの好きなところを伝えさせてください」として、「何事にも恐れず、挑戦する気持ちを大切にするところ。人を思いやり、できる限り自分がしてあげられることを探すところ。信念を曲げることなく、自分のこだわりを持ち続けられるところ。どんなに悩んでも、必ず一番いい答えを見つけ出せるところ。そして、大事な人生の一部をぼくと過ごしてくれたところ」と記した。
耳ざわりのいい言葉だけでなく、この先への不安やさみしさも包み隠さず語ったふたりだが、印象に残ったのはお互いへの信頼と、深い愛情だ。キャラクターも、性別の違いも超えて、これだけ深くお互いを思いやり、応援し、リスペクトすることができる関係というのは、きっと普通ではない、輝かしいものだ。