白石麻衣が開拓したYouTubeでの自己表現 2021年は「愛」をテーマにさらなる飛躍へ
2020年は新型コロナウイルスに世界中が翻弄された1年だったが、同時にSNSの大きな可能性も実感させられた年だった。多くの著名人がコロナの感染リスクのないネットに活路を見出しアクションを起こしたが、その中でも白石麻衣(元乃木坂46)のYouTubeチャンネル開設は大きな話題となった。
白石のYouTubeチャンネルが大きな注目を浴びたのは、いくつかのポイントがある。まず乃木坂46現役メンバーが個人でYouTubeチャンネルを開設したのは初めてであったこと(※開設当時はグループに在籍)。さらに延期となっていた卒業ライブの詳細を発表したのは、YouTube公式チャンネルでの生配信だった。もちろん、芸能界でも指折りの美貌の持ち主で、乃木坂46でもトップクラスの人気を誇る白石だからこそ、大きな注目を浴びたというのは自然な流れとも言えるが、様々な状況が重なり、配信開始から1ヶ月足らずでチャンネル登録者数100万人の大台に到達した。
白石と言えば前述した通り、多くの女子が憧れる白い肌と美貌の持ち主だ。実際、「東京ガールズコレクション」などのファッションショーでひとたびランウェイを歩けば、会場を埋め尽くす多くの女性から黄色い歓声が上がる。これを踏まえると、例えばYouTubeでも“メイク動画”や“ヘアアレンジ動画”を上げてもそれ相応の需要はあるはずだ。
しかしこれまで白石のYouTubeチャンネルで発表された動画は、ゲーム実況をしたり、ソロキャンプに挑戦したり、バッティングセンターやゴルフ練習場に足を運んだりと、性別問わず楽しめるような内容が多い印象。満を辞して、12月30日に、ファストファッション通販サイト「GRL」のアイテムを使ったお勧めコーディネート動画をアップしていたが、これを足がかりに2021年は美容系に特化した動画がアップされる機会もありそうだ。
そんな白石が2021年にアップした第1弾動画は餅つきをしながら世界平和を祈るというものだった。2020年を振り返り、白石は「良いこともあったけれど、よくないこともあった。だって(卒業)ライブが延びちゃったじゃないですか」と回想。それから「だから、2021年は世界中が平和になることを祈って、今回私はお餅をついております」と笑顔を見せた。