YouTuberヒカル、赤い羽根共同募金に2172万円を寄付 “未来への炎上保険”として続ける社会貢献活動

 動画の最後には、ここ最近続いている寄付活動についても“未来への炎上保険”と説明したヒカル。「いつか炎上した時に、これだけ募金していたらちょっとくらい許してくれるでしょう」「“誰かのために”とか、そんな考えで募金していない。あくまで自分が気持ちよくなるために募金している」と照れ隠しにも思えるコメントを発していた。

 “善意だけ”に依存した社会貢献活動は、継続性を伴わない可能性がある。その点、ヒカルは「募金動画」でも稼ごうという意欲を隠しておらず、そこで上がった収益をまた社会貢献に回すというサイクルを確立しつつある。キャラクターとしてあえて露悪的に語っているところはあるが、構造的には、例えばアーティストが「売り上げの一部を募金に充てる」のと変わらない。以前公開された動画では「やらない善よりやる偽善」と語っていたヒカルだが、理由はどうあれこれだけの金額をサラッと寄付できる20代の若者は、そう多くないだろう。

 なお、今回の動画の中では赤い羽根共同募金に集まった寄付がどんなことに使われるのかも、担当者によって詳しく説明されており、これも動画にする意義のある内容といえるだろう。気になる方はぜひ動画をチェックしてみよう。ヒカルが社会貢献活動を続ける限り、その1再生が募金に近い価値を生む日が来るかもしれない。

関連記事

インタビュー

もっとみる

Pick Up!

「コラム」の最新記事

もっとみる

blueprint book store

もっとみる