米国のTikTok買収に中国政府が「待った!」 テクノロジーに輸出禁止規制

米国のTikTok買収に中国政府干渉

情勢は一段と混迷

 国営通信社である新華社は、「交渉を一時停止する必要があるかを真剣かつ慎重に検討する必要がある」という貿易専門家の話を伝えている。

 ハーバード大学ロースクールのElena Chachko氏は、最近の動きは中国政府による報復の可能性があるとしている。中国は、TikTokの今後についてアメリカ政府の好きなようにはさせないという立場を明確にした(参考:https://edition.cnn.com/2020/08/31/tech/tiktok-bytedance-china-us-hnk-intl/index.html)。

 しかし、中国のテクノロジー保護規制は、トランプ政権によるTikTok禁止を妨げるものではない。期限が刻々と迫る中、情勢は一段と混迷を極めているようだ。

■Nagata Tombo
ライターであると同時にIT、エンタメ、クリエーティヴ系業界にも出入りする。水面下に潜んでいたかと思うと、大空をふわふわと飛びまわり、千里眼で世の中を俯瞰する。

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