TikTok騒動の黒幕はザッカーバーグ? 大統領令前にトランプへ進言か

TikTok騒動の黒幕はザッカーバーグ?

 8月頭に発表されたアメリカ全土でのTikTok禁止令は、テック界で旋風を巻き起こしている。

 つい先日も、5月に「元ディズニー幹部」の肩書きを携えて入社したばかりのTikTokアメリカオフィスCEO・Kevin Mayer氏が退任した。どうやら、ここ数週間のTikTokの政治的ドラマに巻き込まれたのが主因のようだ。

 また、今回のトランプ大統領からの禁止令を受け、アメリカのテック会社への売却についても、人々の大きな関心を集めている。現在は、マイクロソフトとオラクルが有力な買い手候補となっている状況だ。

 しかし、TikTokはアメリカ拠点の会社への売却を交渉するのと同時に、今回の禁止令に対し、親会社のByteDanceと共にアメリカ政府を訴える方向性を表明した。TikTokはこの訴訟に関して「会社が指摘されていたセキュリティについて解決策を模索していたにも関わらず、それらを無視して今回の禁止令を発表されたことは非常に残念であり、ユーザーと会社は公正に扱われるべきだ」とコメントしている。

TikTokとザッカーバーグ

 FacebookのCEOであるマーク・ザッカーバーグ氏は、以前からTikTokに関して様々なコメントを残していた。昨年末のワシントンで表現の自由についてのスピーチを行った同氏は、その内容の一つとして中国のテック会社からの脅威の例としてTikTokを挙げていた。ジョージタウン大学の生徒たちに向かって「TikTokはFacebookの持つ表現の自由への信念を持たず、アメリカの価値観とテック界への支配を脅かす」と話していたのだ。

 また、ザッカーバーグ氏は10月末のホワイトハウスにおけるプライベートディナーの場で、トランプ大統領やその他主要政治家たちに“中国発のテクノロジー企業の危険性”について話していたという。同時にFacebook自体も近年の競合テック企業の買収や、個人情報のデータ収集と分析のプライバシー侵害に関して、国会やテック業界の信頼に関する公聴会などで、それらの行動に対しての正当性について問われているわけだが。

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