TikTokは情報収集ツールとしてインスタより優秀? グルメや美容などで絶大な効果を発揮
最近、なにかと話題の『TikTok』。このショートムービー共有アプリについて、多くの人はテレビなどのメディアを通じて、「若者が踊ったりふざけたりしている様子を楽しむもの」というような認識を持っていると思う。
しかし、いまの『TikTok』において、そういった役割は数ある側面のうちのひとつでしかない。だからこそ、多くの若いユーザーがこのアプリをこぞって使っている。今回は女子大生である筆者の視点から、『TikTok』の現状を伝えていきたい。
いま、TikTokは何を見るためのツールなのか。筆者やその周りのユーザーは、わかりやすく言うと、これまでInstagramで見ていたようなグルメ・美容・ライフハック・教養などのコンテンツを、代わりにチェックするツールとして使用している。
ではなぜ、InstagramからTikTokにトレンドチェックのツールが移っているのだろうか。
現在のTikTokにおけるこれらの情報動画は、音声で説明が加えられていたり、文字が入っていたりと、これまでのTikTokを使った動画の作り方とは違ったものになっている。
また、TikTokの動画は、一つひとつが短いため視聴のハードルが低く、より多くの情報を仕入れることができるうえ、インスタのようにハッシュタグで検索せず、「おすすめ」という機能で提案される動画をスライドし、テレビをザッピングしていくような感覚で、短時間で簡単に、いくつもの動画を見ることができる。そうすることで、タイムラインを追うInstagramよりも情報収集が楽で、かつ面白いものが入ってくるようになった。
つまり、現在のTikTokは、YouTubeの動画と、Instagramの写真、それぞれの“良い所”を取り出したツールとして、重宝されているというわけだ。
例えば、グルメ系ではTikTokを使っての宣伝も増えてきている。内容はもちろん踊ったりふざけたりではなく、ただ単にお店を紹介する・お店の看板メニューの調理過程・食べているところを映すものとなっている。筆者と同世代のユーザーは、こういったTikTokのリンクを、Instagramのストーリーに載せて共有したり、LINEで友人に送って、実際に行くお店を決めたりすることに使っている。