ゲーム実況者・ポッキー、チャンネル開設7周年で300万人登録へ その足跡と魅力を解説
人気ゲーム実況者のポッキーが7月、YouTubeのチャンネル開設から7周年を迎えた。現在のチャンネル登録者は288万人と、300万人という節目に迫っており、その人気は拡大し続けている。本稿では、7年にわたりYouTubeでゲーム実況というジャンルを牽引してきたポッキーの歩みをいまいちど振り返ってみたい。
ポッキーは2013年に現在の「ポッキー」チャンネルを開設。ゲーム好きな父親の影響で幼い頃からゲームに接していたこともあり、中学生になると自分専用のデスクトップPCを購入し、ゲーム実況の世界へとのめり込んでいったのだという。
チャンネル開設当時、ポッキーのゲームのセレクションと投稿スタイルはかなり珍しかったといえる。というのも、主流のシリーズものではなく「単発」のゲーム実況を多く投稿していたうえに、国内ではマイナーな海外ゲームを積極的に取り入れたのだ。
普段から海外のゲーム実況者を参考にしていたポッキーは、なかでも世界No.1YouTuberのPewDiePieに影響を受けていたようだ。実際初期に投稿されているゲームのラインナップを見てみると、2013年に投稿された人気シリーズ『Happy Wheels』や2014年の『Goat Simulator』などはニコニコ動画出身の人気クリエイターたちも実況していたタイトルだが、PewDiePieが先んじて実況動画を投稿していた。海外のトップYouTuberが投稿していた人気ゲームを、日本の視聴者向けに積極的に取り入れたことがポッキーの特徴であり、筆者も当時としては斬新なゲームのセレクションに胸を躍らせながら心待ちにしていたものだ。
なかでも2013年から投稿されていた『GTA5』実況は、当時他のゲーム実況者も相次いで実況動画を投稿していたこともあって、ブレイクのきっかけとなった。現在ストーリー実況のほとんどが非公開となっており視聴することはできないが、高速で走らせたバイクで下山に挑戦してみたり、歩きスマホをしているNPCをスナイパーで撃ち抜いてみたりとゲーム内で自ら課したミッションに果敢に挑戦する動画が人気を呼んだ。