市川海老蔵はなぜ“YouTuber向き”? 注目を集めるタレント性と動画活動のマッチングを読む
歌舞伎俳優の市川海老蔵が6月3日、YouTubeチャンネル「EBIZO TV」を開設。過去の舞台映像から、普段のトレーニング風景、長男・勸玄くん、長女・麗禾ちゃんとの“本気の鬼ごっこ”まで、精力的に動画を投稿し、注目を集めている。
YouTuberデビューを報告する第一弾の動画では、子供たちからのインタビューや、日常のトレーニングや食事情、そして歌舞伎の素晴らしさを伝えるチャンネルにしたいと語った、市川海老蔵。同日に公開された「鬼ごっこ」動画では、「舞台もないし、何かしなくちゃなと思っていて。出力するのが仕事じゃないですか。これを機にいろいろなことに挑戦しようと思っていて、可能性を探りたい」とした上で、「僕は比較的免疫力が高いので、免疫力を高める方法とか、運動とか、皆様のヒントになれば」と、健康面にもフォーカスすることを強調した。
また、今般のコロナ禍を受け、「芸術はどこへ向かえばいいか」というテーマでもトークを展開。「無観客で芝居をすることも考えている。まず自分が試験的にいろいろとやってみて、無観客でもご覧いただき、成立するような形(を模索したい)」とも。その上で、無観客での公演はすでに知名度がある役者でしか成り立たないという可能性も考え、「いま頑張っている人たちがタイミングを逃さないように」と、作品を販売する場を提供したり、企画を考えるサロンを展開したり、という方策も検討していることを明かしている。