東海オンエアメンバーを直撃!『U-FES. TOUR 2019 Variety 名古屋』レポート

『U-FES. TOUR 2019 Variety』名古屋レポ

 UUUMクリエイターたちが、「今年はナカマに会いに行く」と全国の視聴者のもとへと繰り出した『U-FES. TOUR 2019』。「Games」「Kids」「Girls」「Music」に加えて、今ツアーから「Variety」が誕生。2019年9月の香川(フェストハレ)を皮切りに、東京(幕張イベントホール)、広島(ブルーライブ 広島)、沖縄(ミュージックタウン 音市場)と巡り、2020年2月23日ついに最終地・名古屋(Zepp Nagoya)へと到達した。

 ラスト公演に登場したのは、もちろん愛知県が生んだ人気グループ、東海オンエア。さらに、彼らと親交の深い夕闇に誘いし漆黒の天使達、北の打ち師達も集結。このメンツで、面白くならないわけがない!

 そこで、部室のようなニオイを放つほど、熱気に満ちた第一部公演の模様をレポート! さらに、サウナ後さながらの汗だく姿で、東海オンエアの6人がインタビューに応じてくれた。

登場から罰ゲームが大渋滞!

 開場前、Zepp Nagoyaを囲むように長蛇の列が出現。その扉が開かれると、会場はあっという間に超満員に。「U-FES.Variety学園の運動会」をテーマに、全国各地で学長のミッションをクリアしてきた『U-FES. TOUR 2019 Variety』。果たして、ファイナルとなる名古屋ではどんなミッションが与えられるのか!?

 観客が今か今かとクリエイターたちの登場を待ち望んでいると、勢いよくステージに飛び出してきたのは、夕闇に誘いし漆黒の天使達の小柳、千葉、ともやん、にっち。千葉の頭には絶賛罰ゲーム中の大きな赤いリボンもしっかり確認できた。続いて、北の打ち師達のふぇると、はるくん、そして東海オンエアのてつや、しばゆう、りょう、ゆめまる、虫眼鏡、としみつが姿を現すと、会場からは一気に歓声と拍手が上がった。

 「MCを務めます、東海オンエアのどうしようもない雑魚と!」「虫眼鏡です!」改めてMCの2人が自己紹介。そう、としみつも“どうしようもない雑魚”に改名中(1ヶ月限定・現在は終了)。常にどこかで長期罰ゲームが実行されているのも、この3組ならでは。また、元教師という異色の経歴を持つ虫眼鏡が、先生のようにライブ配信用のカメラが入っていることを伝達する。

 「みなさん、発言には注意してください!」と虫眼鏡が念を押すと、小柳が「ここまで出てる、ここまで!」と口をアグアグ。そのボケに負けじと、まさかの虫眼鏡自ら「カメラさん、なるべくゆめまるとか映してください」と振る。ゆめまるが、過去の生配信で数々の伝説を作ってきたことを知っている東海オンエアのメンバーはもちろん、北の打ち師達も一緒になって「ダメダメダメ!」「一番ダメ!」「怖い怖い!」と総ツッコミ。開始早々、怒涛のボケとツッコミの応酬。そんなワチャワチャを、静かにニコニコ見つめるにっち。これは、いくつ目があっても足りなさそうだ。

てつやが“良いお客さん”を熱演

 第1ミッションは、4人×3チームに分かれ、お題を受けてみんなで同じポーズを取る『パーフェクトジェスチャーゲーム』だ。どんな感じなのか、まずは練習して理解を深めようとするメンバーたち。音楽に合わせて、全員で手拍子を打ち始める。ステージ正面のスクリーンにお題が出るので、それをお客さんが読み上げ、メンバーが同じポーズを取れたら成功、という流れなのだが、「え、なんて?」「なに?」「なんて〜?」「誰が?」と、リハーサルをしたはずのメンバーたちが大混乱。

 すると、虫眼鏡が「だから! スクリーンに出るんだよ! で、“お題は何?”って僕が言うから、そこに書いてある文字を読むだけだよ、できんだろうが! そのくらい!」と毒舌キャラが炸裂。「怖い!」「怖い教師!」とメンバーのアタフタっぷりも、笑いを誘う。まるで、学園コントを見ているようだ。


 そして今度は、お客さんの動きを練習する番になると、てつやが“良いお客さん”を演じることに。もともと嵐の大ファンであるてつや。ステージに立つスターに熱視線を送る迫真の演技を披露する。どうやら、想像上で推しメンを見つけた様子の“良いお客さん”は、満面の笑みで手を振る。さらに、お題を叫ぶ練習をすると、声を出さずに大爆笑。推しがどんなポーズをしたとしても、盛り上がってくれる完璧なお客さんっぷりを見せつけた。

 だが、お客さんの盛り上がりとは関係なく、この個性豊かな面々が意思をあわせるのは至難の業。3回トライして揃わなかったら、一発ギャグを披露してクリアという救済措置のはずが、まさかの全チーム一発ギャグを披露することに。空前のサウナブームが来ている3組は、ギャグというより“サウナあるある”に走る。唯一ハマってないというてつや&お客さんたちにはよくわからないネタだが、そこはさすが“良いお客さん”像を共有していた甲斐があり、会場は終始温かい笑い声で包まれていた。

ゆめまる&小柳が顔面ダーツの的に!

 第2ミッションは、「U-FES.Variety学園の運動会」ではすっかりおなじみとなった『顔面ダーツ』。中央が顔ハメになった的が登場すると、虫眼鏡が「僕は眼鏡かけてるし、としみつはイケメンなので、顔を入れれない。だからいちばんブサイクな人、来てください!」とキレキレな毒舌MCを展開。すると、「誰だ?」「誰にする?」とメンバーがざわざわするなか、「しょーがねーなー!」とゆめまるが男気を見せたのだが、実はこの日ゆめまるは集合時間に遅刻したのだと暴露されてしまう。「遅刻した理由ですか? タクシーの運転手が、高速道路に乗らなかったからです!」と供述。どうやら、この的への立候補はその禊の意味があったようだ。

 顔面に当てるごとに、サイン入りパスポートをプレゼントされるというルールが発表されると、ふぇるとは「先輩の顔はちょっと……」と言いながらも顔面を狙いすまして投球。さらに、りょうも「ゆめまるの鼻にぶち込みたい」と気合十分。だが、残念ながら2人とも外してしまい、虫眼鏡に「サウナで反省会な」とお叱りを受ける。「顔面狙いまーす」と勇んだはるくんも、野球経験者ゆえの速球を披露した千葉も、点数は重ねても顔面には当たらず。そこに腕をブンブン回して登場した小柳が、ついにゆめまるの顔にヒット。

 ゆめまると小柳の喧嘩コントを経て「小柳〜やれよ!」と的を交代することに。点数的にはミッションをクリアできているが、サイン入りパスポートの数をいくつまで伸ばせるかという流れに。次の投球はゆめまる。先ほどの仕返しをするはずが、惜しくも当てられず。続くにっちが「うちのフロントマンの顔には……」とモジモジすると、「顔で売ってない」と小柳が即答。その言葉に勇気づけられたのか、顔面のど真ん中に当て、会場中から拍手喝采。「俺も感謝されたい」と、ともやんもギリギリまで足を伸ばして顔面に当てる。「ありがとー」とお客さんからの声を聞いて満足そうに笑みを浮かべるのだった。


 続く、てつやはギュンギュンに強い投球を見せたが、ギリギリで外れてしまう。ただただ恐怖だけ味わった小柳は「うーわ! 当てて! じゃあ!」とガクブルして見せて笑いを誘う。そして、ラストのしばゆーには、当てれば一気に5つプレゼントという特別ルールが発動。「ハンマー投げしようと思ってたのに」というしばゆーに、お客さんから「ふざけないで投げて」の声が殺到。ボケたい心とお客さんの声に挟まれて悶々とするしばゆーだが、その様子をどうしようもない雑魚が的に手をついたままボーッと見つめる天然っぷりが飛び出す。「手がー!」小柳のツッコミでハッと我に返ったどうしようもない雑魚は、その手でしばゆーの外れたボールを拾い上げ、「キュルキュルキュル……」とテープの巻き戻し音をつけながら、そのまま小柳の顔面にピトッ! この盛大なイカサマを虫眼鏡先生も「しばゆー、すごいねー!」と目をつぶり、見事みんな笑顔のハッピーエンドとなった。

まさかの汗だくフィナーレ!

 第3ミッションは『風船送り割り選手権』。赤と青の2チームに分かれ、会場の2階部分から風船を落とし、お客さんの助けを借りてステージに送る。そして、尻もちで割った数の多いほうが勝ちというもの。赤チーム(てつや、虫眼鏡、りょう、しばゆー、ゆめまる、ふぇると)、青チーム(にっち、どうしようもない雑魚、小柳、千葉、ともやん、ふぇると)というメンバーに決定。そのうち、お尻をフル活用するのはてつやとにっちだ。「お尻が汚いから有利」というてつやに、「100キロナメないでほしいわ」とバチバチ火花を散らす。MCと尻もち役の4人をステージに残し、他のメンバーは2階部分へと移動して、風船をスタンバイ。

 一見、ゆるいゲームに感じるが、これが意外と重労働。空気入れを高速で動かして少しでも多く風船を膨らませようとする2階メンバー。そして、お客さんが送ってくれた風船を取りに走るMCの2人。そして、何度も何度も尻もちで割り続けることで、延々とスクワット状態のてつやとにっち。全員が全力で取り組むあまり、誰もしゃべる余裕なし。「ハァハァ」と息遣いばかりが響く異様な事態になってしまう。

 やるとなったら、どんなにくだらないことも本気で。そんなクリエイター魂を垣間見るアツいバトルとなった。2階からステージに戻ってきた小柳は第一声「汗くさっ!」とぼやく。ゆめまるも「部室のニオイがする」と思わず笑ってしまう。いつものメンツが集う放課後の部室から、2000人近くを集めるZepp Nagoyaへ。場所が大きく移動しても、彼らのおふざけに全力な姿勢が変わっていないことを思わせた。

 てつやとにっちは、お客さんから応援うちわを借りて、ゼーハーしながら集計結果を聞く。すると、僅差で青チームに軍配が。負けた赤チームに待っていたのは、電気ビリビリの罰ゲーム。「え、1週間?」と聞き返すあたり、このメンバーならではだ。残念ながら、この罰ゲームはここ限り。代表してしばゆーが受けることになったのだが、スイッチを手にしたのはなぜか同じ赤チームのりょう。「ファァァァァ!」と、しばゆーの断末魔が響き渡ったのは言うまでもない。だが、それでおとなしく終わるしばゆーではない。ラストの集合写真では、てつやのパンツの中へ手をIN。さらに、その手で嫌がるゆめまると恋人つなぎを強行! 最後まで、男子ノリ全開な『U-FES. TOUR 2019 Variety 名古屋』となった。


 第一部が幕を下ろした直後、止まらない汗を拭いながら、ステージ裏にやってきた東海オンエアの6人がインタビューに応じてくれた。

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