爆発的人気の『リングフィット アドベンチャー』、“フィットネスゲーム”としての魅力とは?

Switch『リングフィット』が売れる理由を体感

 10月18日に発売された、『Nintendo Switch』向けソフト『リングフィット アドベンチャー』。新垣結衣が出演するCMを見て気になっている方も多いと思われるが、同作は“冒険しながら、フィットネス”をテーマに掲げたもので、自宅で手軽かつ楽しくフィットネスを楽しめることから、人気が沸騰し、各店舗で売切が続出。入荷されてもまた即完売と、供給が追いつかない状況だ。

 同作の魅力を確かめるべく、リアルサウンドテックでは『リングフィット アドベンチャー』をなんとかゲット。編集部スタッフでプレイした感想をお伝えしようと思う。

現在進行形でヨガに通っている、編集部の戸塚氏がプレイ

 『リングフィット アドベンチャー』は、タイトルにもある“リング”を主体としたもので、リング型コントローラーと、レッグバンドにそれぞれJoy-Conを接続。2つのJoy-Conに搭載されているジャイロセンサーが、姿勢や動きをしっかり感知し、プレイヤーの動きにあわせてゲームが進行していくというものだ。

 このゲームには、“シンプルにフィットネスを楽しむこと”と“フィットネスをしながらゲームを楽しむこと”の2軸があるのだが、後者の機能である“アドベンチャーモード”は次回掲載させていただくとして、本稿ではコントローラーの性能を確かめることも兼ねて、シンプルなフィットネスとミニゲームに挑戦してみた。

 

 まずはJoy-Conをリングコントローラーとレッグバンドに装着し、いくつかのテストを終えたあと、運動能力を測る「シンプル」モードへ。「脊柱起立筋チャレンジ」や「広背筋チャレンジ」などをプレイするも、ぱっと見は簡単そうな測定。しかし、リングコンを持つ彼女の手はプルプルと震え「限界です!」とギブアップの声を上げていた。

「広背筋チャレンジ」の様子。

 リングコントローラーは、バネのように元に戻る特殊な素材でできており、高精度の「力センサー」を内蔵。グッと押しこんだり、引っ張ったりする動きを認識するため、トレーニングチューブとアームリングの2つを兼ね備えた万能さを感じる。バランス系のトレーニングでは、上下左右に振ったり、傾けたりといったさまざまな動きを認識するために使用でき、その判定もシビア。戸塚氏も「パーソナルトレーナーみたい!」と早速同ゲームの強みを感じ始めたようだった。

 「シンプル」でコントローラーの動きなどを掴んだあとは、「セットメニュー」へ。これは、体重や性別などを入力し、トレーニングしたい部位を指定すれば、ソフト側でその人にあったフィットネスメニューを提示してくれるというものだ。

 早速「姿勢改善コース」を選んだところ、筋トレとミニゲーム、ヨガといったそれぞれ異なるジャンルを組み合わせたメニューが登場。体を伸ばしたり、走ったり、ヨガのポーズを取ったりと、慣れる暇もなく、次のメニューが続々と押し寄せてきたため、戸塚氏は疲労困憊。「思ってたよりキツいですね……」とヘトヘトになりながらつぶやいていた。

 そんな彼女を救ったのは、画面の中に登場するキュートな判定ロボット。プレイヤーの努力に合わせて「すごい!」や「がんばって!」とエールを送ってくれるため、ギブアップすることなく、最後まで駆け抜けられたのだそう。

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