『Tinder』のインタラクティブドラマ『Swipe Night』が大反響 マッチが26%増加し、さらなる展開へ
マッチングアプリ『Tinder』は、インタラクティブドラマ『Swipe Night』を10月の毎週日曜日に4話公開し、大きな反響があった。今回は、アメリカ限定だったが、成功を受けて、2020年には国際展開すること分かった。
マッチが26%増加、他社とタッグ組み更なる製作へ
『Swipe Night』公式サイトは10月28日「通常の日曜日の夜と比較して、マッチが26%増加し、メッセージが12%増加した」と発表した(参考:https://swipelife.tinder.com/post/swipe-night-episode-4-choices)。
また『CNN』は、今後 Tinderがパートナーと協働し、コンテンツ製作に更に注力することを伝えている(参考:https://edition.cnn.com/2019/10/23/media/tinder-interactive-show-swipe-night/index.html)。
Tinderはアメリカでの反響を受け、2020年2月に本シリーズの国際展開を計画しているという。TinderのCEOエリー・サイドマン氏は「良くも悪くも、ビジュアルコンテンツの世界になった。私たちは携帯で多くのことを行なっており、Instagram、YouTube、ストリーミングを毎日24時間、利用している。コンテンツは体験共有の言語になっており、きっかけになるのは自然な成り行き」と語る。
同氏によるとTinderは、このようなオリジナルコンテンツに更に投資する予定だという。 2020年に他の国で『Swipe Night』をリリースする際には、フィードバックに基づいていくつかの変更を行う予定だ。先々のシリーズは、Tinderの直接的な収益源にもなり得る。
サイドマン氏は「将来的にパートナーを揃えると思うが、方向性を完全にコントロールすることを望んでいたため、最初のシリーズには、パートナーを置かなかった」と、その意図について語った。
もちろん、Tinderがモバイルビデオの分野で成功するには、様々な競争に勝たなければならない。 InstagramやTikTok等、ユーザー作成ビデオのアプリや、間もなくリリースされるQuibiやSnapchatのスタジオシリーズが、彼らの前に立ちはだかることだろう。