『東大王』でおなじみ伊沢拓司、欅坂46とのバトルで見せた圧倒的知識と“クイズ力”

 『東大王』(TBS)にも出演し、QuizKnockの編集長&CEOも務めるクイズプレーヤー・YouTuberの伊沢拓司が、6月30日、7月7日と2週にわたり欅坂46の冠番組『欅って、書けない?』(テレビ東京)に出演している。

 「得意ジャンルで挑め!欅坂46VS東大クイズ王バトル!」と題した今回の企画では、平城苑の高級焼き肉盛り合わせを懸け、欅坂46メンバーが得意なジャンルに絞った問題で伊沢と早押しクイズでバトルを行う。MCの澤部佑(ハライチ)から「現代最強のクイズ王がけやかけに降臨。あの「高校生クイズ」史上初の個人2連覇を達成したまさに知識モンスター」と紹介され登場した伊沢は、「全員倒すつもりで頑張ります!」とパーフェクトに向け意気込み、欅坂46については「デビューの時から情報として押さえております」とあくまでクイズのために知識を蓄えていると明かす。

 今回の放送で伊沢のクイズ王としての実力が表れていたのが、「対戦する以上はさらで挑むのは申し訳ないので、誰が何かっていうのは少しづつ調べて予想はしてきました」とメンバーがどのようなジャンルを選択してくるのかを予想し、傾向と対策をしてきたことだ。ジャンルとして発表されたのは、「ちびまる子」「ミスチル」「福岡ローカルCM」「馬場馬術」「りぼん」「ディズニー」「80年代アイドルソング」「欅坂46」「都道府県の形」「名画」「都心の路線図」「ソフトテニス」「バレーボール」「美容」と、MCの土田晃之、澤部の得意ジャンルが出題される「土田」「澤部」の計16分野。そのほとんどが、10pt、20ptのレベルに振り分けられている。

 番組冒頭、澤部から「パッと言われて手前の子とかは?」と尾関梨香の名前を問われ、伊沢が「ちょっと待ってください……」と固まる場面もあったが、「欅坂46 10pt」では「欅坂46のメンバーのうち名前に『季節を表す漢字』が含まれているのは齋藤冬優花と誰?」という問題に、「藤吉夏鈴さん」と藤吉本人よりも早くボタンを押し正解を掴む。“美容番長”として知られる守屋茜の「美容 10pt」では、「『イエベ』や『ブルベ』といったときの『ベ』とは何という言葉の略?」に「ベース」で伊沢が正解。「守屋さんが自分のこと『ブルベです』って書いてる文章を読んだんです」とあらかじめ予測し、その言葉の意味を調べた事前予習が正解に繋がった形だ。ちなみに、それを聞いた守屋は「雑誌です! チェックしてくれててありがとうございます!」と悔しいのか、嬉しいのか分からない様子であった。

 しかし、事前に勉強してきたのにも関わらず、歯が立たない問題も幾つかあった。幼少期に漫画雑誌『りぼん』の影響で漫画家に憧れ、4コマ漫画「なーこ先生描きおろし4コマまんが」で念願の漫画家デビューを果たしている長沢菜々香が選んだジャンルは「りぼん」。当然、伊沢も予習をしてきてはいたが、「2009年にはアニメ化もされた中学生・天野いちごがスイーツ精霊(スピリッツ)……(と共にパティシエールを目指す漫画作品は何?)」という問題に、にわかの知識からかその答えを思い出すことができず、長沢が「夢色パティシエール」で正解するという展開に。

 日本馬術連盟の馬術スペシャルアンバサダーを務める菅井友香の「馬場馬術」については、彼女が馬術連盟のサイトで担当する「教えて! ゆっかー」を見て勉強してきたという伊沢。「通常は常足(なみあし)か駈歩(かけあし)の状態から行われる後ろ足を中心としてその場で回転する……(馬場馬術の技は何?)」という難問に、伊沢は全くついていけず菅井がしっかりと「ピルーエット」でポイントを獲得した。

 「推測の力があるので読み切って勝ちたいなと」と早押しにおける技術の差を見せつけていた伊沢は、所々で圧倒的な知識量も発揮。佐藤詩織は、伊沢相手に「名画」で勝負に挑んでしまう。ボッティチェリ「ヴィーナスの誕生」の左隅の一部分で瞬時にそのタイトルを答えた伊沢は、「細かいところまで見てどうやって作られているかが分かると絵画の歴史や由来が分かるので、細かいところまで注目しています」と解説。名画による問題は、『東大王』でもよく出題されるクイズ番組ではポピュラーなジャンル。『東大王』で解説席に座る伊沢の姿を思い起こさせる場面でもあった。

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