新メンバーを迎え、飛躍を続けるYouTuber「きょんくまチャンネル」 その魅力を徹底解説

 今年1月、これまでサブメンバーとして活動していたえいじとちぇぬの2人の加入が発表され、4人組として新たなスタートを切ったYouTuber「きょんくまチャンネル」。24時間企画やペット動画、ダンス動画などで人気を集めており、チャンネル登録者は現在60万人と着実に登録者を伸ばしてきている、注目のグループだ。

 きょんとくま、そして今年新たに加入したえいじとちぇぬの4人からなるきょんくまチャンネルは、2016年5月に動画「燃焼系やってみた」でYouTuberデビューを果たした。当時はきょん、くま、えいじの3人で活動(えいじについては後述する)。きょんが某大物アーティストのバックダンサーで世界大会DANCE DELIGHT東京戦3位入賞という経験があるということで、当初はブレイクダンスや逆立ちといったダンス動画など、その抜群の運動神経を生かした動画が人気を集めていた。

きょんくまチャンネルは解散します。

 ここで新メンバーのえいじとちぇぬについて補足しよう。実はきょんくまの創成期のメンバーとして活動していたえいじ。2016年11月に投稿された動画「【チーム解散、メンバー追放!?】チャンネル名変更!アカウントはこのままです!」内で、会社で昇進したことでメインのメンバーから外れることが発表していた。しかし、その後もサブメンバーとしてきょんくまチャンネルをサポートし続けており、影の功労者でもあった。このような背景もあり、今回の新加入はきょんくまチャンネルや視聴者にとって(良い意味で)驚きがあったことだろう。

 ちぇぬもサブメンバーとして活動してきた経緯があり、さらには「ゆとり兄妹」というチャンネルで妹のいよと共に活動もしている。「ゆとり兄妹」ではきょんくまメンバーとも度々コラボ動画を投稿していた。きょんくま加入後は「ゆとり兄妹」から「ゆとりfam.」へとチャンネル名が変更され、妹のいよが主体の個人チャンネルへ。しかし、今後もお互いの関係性は変わらず、むしろより深い関係になると動画内では語っており、これまで以上の密な関係性が期待できそうだ。

 2018年1月にはUUUM専属のクリエイターとなり、順調にファンを増やし続けていった結果、現在の登録者は60万人。現在最も再生されている動画である24時間シリーズ「24時間お風呂で生活したら過酷過ぎたw知恵の輪解いたらトイレに行ける!」は460万回以上も再生される人気動画になっている。

24時間お風呂で生活したら過酷過ぎたw知恵の輪解いたらトイレに行ける!

 基本的にきょんくまチャンネルが実践している24時間企画は、「お風呂生活」の他も「プールの上でイカダ生活」や「かまくら生活」などハードなものが多い。「お風呂生活」においては、初級・中級・上級とレベルごとの知恵の輪をクリアするごとに「トイレに行ける」や「食事」、「なんでも券」といった様々なクリア報酬が用意されているため、企画を実践している側だけではなく視聴者もゲーム感覚で楽しめるようになっている点が魅力だ。

 時間が経過すればするほど身体に負担がかかっていくが、そんな時でさえきょんとくまのユーモアの効いたやりとりや、動画を面白くしようとする心意気が伝わってきて応援したくなってしまう。中には「24時間、本当にやってるの?」と思う人もいると推測するが、きょんくまチャンネルの24時間企画はその証明に早送り編集が行われており、さらには動画では時計が用意されている。ガチで企画に取り組んでいるからこそ、最後には過酷な縛りから解放された安堵感と、感動が待っていることも多い。

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