5年前であれば完成しなかった 『アクアマン』全編3分の2の海中シーンを支えた技術

『アクアマン』海中シーンを支えた技術

 ジェイソンが驚くほどのビジュアルショックを実現できた裏には、「バーチャル・プロダクション」と呼ばれる最新技術の存在があった。同技術は、カメラで俳優たちを捉えながら、リアルタイムでカット全体の構成を決めることが可能で、本作では、海中のバトルシーンなどに採用された。役者たちは深海のクリーチャーに見立てた装置の上に乗る。するとカメラを通してその画を見ると、俳優が海の中でそのクリーチャーに乗っているバーチャル映像になっているのだ。監督のジェームズ・ワンは、そのバーチャル映像を見ながら、俳優に演出をつけ、カメラワークを調整し、後の視覚効果と合成したらどうなるのかを確認していたという。

『アクアマン』日本版本予告映像

 本作で海底帝国アトランティスの参謀であり、アクアマンの師でもあるヴァルコを演じた名優ウィリアム・デフォーは、「現場では青い大きな立方体に乗って演じたんだ。そしてそれがなんとカメラを通すとサメに変わるんだよ! あの撮影はとても楽しかったね!」と「バーチャル・プロダクション」を使用した撮影を楽しんだと振り返る。

 「バーチャル・プロダクション」という最新の撮影技術を導入しなければならかった理由は、全編の3分の2が海中シーンという『アクアマン』の設定にある。制作スタッフは、“水”をできるだけ使用せずに撮影する方法を模索した。ジェームズは「水を使うと大変なんだ。1日のかなりの時間を使うことになるし、ショットを撮るのに凄く長い時間がかかるからね。それは悪夢と言ってもいいほど。でも、ジェームズ・キャメロンのようにそういう撮影を楽しむ監督もいるけどね(笑)」と明かし、水中撮影の難しさを語った。

■公開情報
『アクアマン』
2月8日(金) 全国ロードショー
監督:ジェームズ・ワン
出演:ジェイソン・モモア、アンバー・ハード、ニコール・キッドマンほか
配給:ワーナー・ブラザース映画
(c)2018 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved” “TM & (c)DC Comics”
公式サイト:http://wwws.warnerbros.co.jp/aquaman/



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