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「バの音楽事情」第8回 キズナアイ、ミディ、かしこまり……バーチャルYouTuberと音楽の関係性を考察

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 バーチャルYouTuberの音楽シーンを楽曲紹介という形で追っていく、「バの音楽事情」第8回。今回は少し趣向を変えて、一度楽曲紹介をお休みし、現状のバーチャルYouTuber界隈と音楽の関係性を俯瞰していこうと思う。

バーチャルYouTuberと音楽の交わり

 そもそも、バーチャルYouTuberと音楽はどこから交わり始めたのか。原点について語るということは必然的にキズナアイについて語ることと同義である。調べてみたところ、キズナアイが初めて歌ってみた動画を投稿したのは、2017年9月29日の『メランコリック』であった。

『メランコリック』歌って踊ってみた!【キズナアイver.】

 そこからキズナアイ初のオリジナル楽曲である『Hello, Morning』が投稿されるまで約10ヶ月。初期のうちからオリジナルの楽曲を制作せず、長い期間をおいてからの発表となったのは、あくまで彼女が「YouTuberである」という前提を大切にした結果なのかもしれない。なお、オリジナルという点においては、2017年10月に企画された動画ED楽曲の公募にも触れておきたい。

【心優しい人へ】EDテーマを募集します!
【ついに】エンディングテーマ発表会!!【大変おまたせしました!】

 おそらく、バーチャルYouTuberと「オリジナルの楽曲」が表立って結びついた初めての瞬間だろう。事実、バーチャルYouTuberが増えに増えた現在において、楽曲周りは本人のアイデンティティを構築する上での大きな要素になりつつあり、筆者のもとにもBGMやEDの制作依頼は多く舞い込んでくる。バーチャルYouTuberの隆盛によって音楽家に対する需要が増えたことは間違いない。無論、バーチャルYouTuberという「動画」を扱う総合的なコンテンツは、音楽だけでなく様々な分野のクリエイターの需要を高めている。

作曲バーチャルYouTuberの登場

 バーチャルYoutuberというコンテンツのブームが始まった2017年12月頃は、ある種の枠取り合戦のようなものが巻き起こっていた。端的に言えば「世界初〇〇系バーチャルYouTuber」というやつである。その中でも音楽に特化したバーチャルYouTuberとして先んじて登場したのが「ミディ」である。

第1話 音楽系バーチャルユーチューバー、誕生の巻

 彼女は作曲家であり、講座系の動画やオリジナル楽曲の投稿などを軸に活動している。普段の動画ではボイスロイドを用いて喋っているが、初のオリジナル楽曲として投稿された『ハイカラ浪漫』が生歌での楽曲だったことが話題になった。

第10話 ミディ、歌を歌うの巻

 ハイカラ浪漫はバーチャルYouTuberの歴史の中で一番最初に広く知れ渡ったオリジナル楽曲と言っても過言ではないだろう。カラオケがフリー配布されていたことから、他のバーチャルYouTuberによる歌ってみた動画も盛んに投稿された。この頃から、バーチャルYouTuberが「クリエイター」として認識され始めたような印象がある。クリエイター的な話題においては、筆者とミディ氏で軽く語った動画があるので興味があれば参照してほしい。

      

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