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連載「バの音楽事情」

VTuberの音楽を追う「バの音楽事情」第6回ーーYuNi、輝夜月などイベントで聴きたい良曲たち

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 バーチャルYouTuberの音楽シーンを楽曲紹介という形で追っていく、「バの音楽事情」第6回。第5回の冒頭にも書いた通り、やはりバーチャルYouTuberのイベント告知が増えてきた。株式会社カヤックの開催する年越しVR歌合戦イベント「Count0(カウントゼロ)」では、キズナアイを始めとし、YuNi、おめがシスターズ、かしこまりなどの歌うま系バーチャルYouTuberが多数出演することになっている。どのイベントに行くかはあなた次第だが、ここで紹介した楽曲をを生で聴きたい、というイベント参加へのきっかけになれば幸いである。

YuNi – 透明声彩

YuNi MV 「透明声彩」

 「歌ってみた」を中心に活動し、バーチャルシンガーとして多くのファンを獲得した「YuNi」のオリジナル曲。10月12日に意味深なツイートと共にTwitterの更新を停止したYuNiだったが、10月26日に彼女を共同プロデュースしている株式会社CandeeとActiv8株式会社が立ち上げたレーベル「yunion.wave」から「透明声彩」をリリースすることを発表した。

 作編曲は国内外で絶大な人気を誇る気鋭のアーティスト「YUC’e」が担当。YuNi自身の存在としての儚さと、その儚さの中にも在る強さをイメージした楽曲に仕上がっている、とのこと。10月末にはiTunes Store音楽総合チャートで3位を獲得、リリース当日に公開されたMVは現時点で49万再生と、トップを走るバーチャルYouTuber達に肩を並べる活躍を見せている。筆者もYUC’eの楽曲を狂ったように聴いていた時代があるので、バーチャルYouTuberが日本の気鋭トラックメイカー達と手を組む流れにはワクワクするせざるを得ない。楽曲はiTunesSpotyfyにて配信中。

輝夜月 – Dirty Party feat. エビーバー (ティザームービー 1)

輝夜 月 『Dirty Party feat. エビーバー』(ティザームービー 1)

 バーチャルYouTuberの世界においてキズナアイに次ぐ人気を誇る輝夜月のセカンドソング発表が告知された。しかも今回のティザームービーは自身のチャンネルではなくSony musicの公式チャンネルから投稿されている。

 「輝夜月VRライブ@Zepp VR」に先駆けて発表された「Beyond the Moon」は各配信サイトで一位を総ナメし、音楽面ですら圧倒的な独創性と実力を見せつけた輝夜月。「Dirty Party feat. エビーバー」は、そんな彼女のデビュー1周年記念日となる12月9日にリリースされる模様だ。楽曲プロデュースは「Beyond the Moon」の制作を手掛けたPABLO a.k.a. WTF!?氏が引き続き担当しており、今回も輝夜月のハチャメチャなキャラクタが存分に振り回された痛快な楽曲になっている。

 また輝夜月本人と彼女の生みの親であるMika Pikazo氏が所属する新スタジオ「THE MOON STUDIO」も発表され、彼女たちが次は何を仕掛けてくるのか、目が離せない。

富士葵 – はじまりの音

富士葵『はじまりの音』MV (Short Ver.)

 『キミの心の応援団長』をコンセプトに活動し、「最も歌が上手いバーチャルYouTuber」とも評される富士葵のメジャーデビュー楽曲。ストリーミングサイトにて先行配信され、その後11月7日に大手レーベル「UNIVERSAL MUSIC JAPAN」からリリースされた。FUNKY MONKEY BABYS、May J.、flumpoolなど様々なアーティストの作編曲・プロデュースを手がけている田中隼人氏が楽曲を担当。

 これ以上なく富士葵らしい、疾走感あふれる爽快な楽曲になっている。何より、メジャーデビューに先駆けて投稿されたMVが素晴らしい。2018年1月にクラウドファンディングで立ち上げた「かわいくなりたい!バーチャルYouTuber 『富士葵』をかわいくするプロジェクト」では総額2000万円を超える資金が集まるなど、多くのファンに愛される彼女からの感謝の気持ちと輝きがめいっぱい詰め込まれた演出が胸を打つ。

 楽曲は三曲入りのシングル盤「はじまりの音」に収録されており、UNIVERSAL MUSIC JAPANのサイトから購入できる。前述した通り各種ストリーミングサイトでも配信中。

夢追翔 – 死にたくないから生きている

【オリジナル曲】夢追翔 MV 「死にたくないから生きている」【にじさんじSEEDs】

 にじさんじSEEDsの二期生、「夢追翔(ゆめおいかける)」がデビューに際して自己紹介動画の代わりに打ち出したオリジナル楽曲。なおそのあと自己紹介動画を出すのかと思ったら何故か自作のデビルマンMADを投稿している。「完全感覚Dreamer」時代のONE OK ROCKを思い出す真っすぐで嘘の無い、良い意味で中二病な楽曲。なお作詞、作曲、歌は本人が手掛けており、ギターはバーチャルトラックメイカーのひまりが担当。作曲がメインの活動で、配信でもボーカルミックス講座を開いたり、フリーBGMを作ったりと音楽に関してひたすら積極的である。Dropboxでオフボーカル音源やギター無し音源を配布したり(動画概要欄参照)など、歌ってみた・弾いてみたでの利用も広く推奨している。

さくひな – noisy☆crazy

【さくひなが】noisy☆crazy【アイドルをやるとしたら!?】

 綾瀬さくらと理原ひなりによるユニット楽曲。作詞、作編曲は綾瀬さくら本人によるもの。概要欄によると「ひなりちゃんともしもアイドルをやるならこんな歌がうたってみたいね!ってお話をしていたら盛り上がりすぎちゃったので、実際に作ってみちゃいました」とのこと。行動力が異常である。王道アニメ電波ユニットソング……とでも言うのだろうか、セリフパートが多く組み込まれており、その大部分は主に二人がイチャついている(ように聞こえる)掛け合いである。可愛らしいの一言に尽きる。

 今回は5曲紹介させて頂いた。「バの音楽事情」は週一回を目標に更新していく。もしバーチャルYouTuber関連の楽曲でおすすめのものがあれば、是非とも筆者のマシュマロまで情報を寄せて頂きたい。

■じーえふ
1995年生まれ。大学中退フリーター。バーチャルYouTuberに真剣。

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