『東京ゲームショウ2018』専門学校生たちのアイデアがすごい! 明日のゲーム業界を担う才能が続々

『東京ゲームショウ2018』専門学校生たちのアイデアがすごい! 明日のゲーム業界を担う才能が続々

 『TOKYO GAME SHOW』(以下、東京ゲームショウ)で展示されているのは、何も大手ゲームメーカーの大型タイトルだけではない。海外系の小さなデベロッパーや、インディーゲームのブースも多数が出展している。そんな中で、「ゲームスクールコーナー」として比較的大きめのスペースをとって公開されているのが、ゲーム制作を学ぶ専門学校のブースだ。

 専門学校が展示するブース……と聞くと、なんだか学園祭レベルのこじんまりとしたものを想像するかもしれない。しかし、その規模はなかなか舐めたものではなく、傍目にも「がっちり予算をかけてブースを組んだな!」というのがわかるほど。おれは模型やフィギュアの見本市にもよく行くが、規模感で言えばこの専門学校よりずっと小さいブースを展示している模型メーカーなどは山ほどある。今やゲーム作りを教える専門学校というのはしっかりした大規模産業なんだな……という実感が、外からブースを見ているだけでも湧いてくる。

学校ごとに立派なブースが組まれていた。

 これらの専門学校ブースでは、学生が作ったゲームを実際にプレイすることができる。ブース自体の大規模さと同様、この”学生ゲー”がなかなか舐めたものではない。大規模なゲームのようなぱっと見の豪華さやネームバリューはない代わりに、アイデアの面白さ一発で勝負する気概がある。

 例えば、ECCコンピュータ専門学校のブースで展示されていた『シロクロック』は”ターン制シューティングゲーム”という作品。画面は非常に単純なドットで構成されており、白と黒で上下に分割されている。プレイヤーの自機は下側に表示されており、画面を白く切り替えた時にのみ操作できる。画面を白に切り替えたところで自分が発射する弾をあらかじめ置いておき、画面の白黒を切り替えると、先に配置しておいた弾が上側の敵に向かって飛んでいく……という戦い方で敵を倒していくのだ。当然敵の弾が飛んできた時には動くことができないので、ターン終了時に自機をどこに置いておくのかで勝敗が決まってしまう。これが単純ながら案外難しく、やっきになって遊んでしまう。全国専門学校ゲームコンペティション準グランプリというのも頷ける完成度だ。

ECCコンピュータ専門学校の展示。奥が『シロクロック』。

 同じくECCコンピュータ専門学校の『DarkRoad』は障害物をクリアしてゴールを目指すゲーム。そう書くと単純そうだが、このゲームで移動できる範囲は右スティックで動かせるライトが照らしている部分のみ。それ以外の画面は黒く塗りつぶされており、はみ出すと落下してゲームオーバーとなる。ただ、照らされている部分の上には乗ることができるため、「高い壁も低い位置を照らせば乗り越えられる」というような攻略の仕方が可能になる。

『DarkRoad』のプレイ画面。

 学生が製作したVRゲームも体験できた。大阪デザイン&IT専門学校のブースでは『ボイスペース』というタイトルのVRゲームを展示。これはマイクとVRゴーグル、銃型のコントローラーが連動しており、大声を出すとマイクが音声を拾い、手元の銃から弾が出るというもの。この弾を使い、いろんな方向から飛んでくる隕石を破壊するというゲームだ。どこから隕石が飛んでくるかわからないため前後左右をキョロキョロしながら奇声を発することになり、楽しいが猛烈に疲れた……。

『ボイスペース』で使用する機器。マイクの音声がトリガーになっているのがポイント。

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