草なぎ剛が語る「好きなことで、生きていく」の意味 「一生懸命で、自分が納得した自分でいること」
草なぎ剛が7月12日、自身のYouTubeチャンネルに料理動画を投稿。YouTubeに対する思いを語る場面があった。
草なぎ自身も語るように、様々なことに挑戦している草なぎチャンネルのなかでも、料理動画は人気コンテンツだ。そして、作業中に始まる草なぎの雑談も、ファンの楽しみになっている。この日は「つよぽんおすすめ絶品生姜焼き!!」として、タモリにアドバイスを受けたという簡単な生姜焼きの作り方をレクチャー。手際よく、料理を進めていく。
そのなかで草なぎは、「YouTubeを始めた頃は、ちょっと自分の中でも冗談みたいな感じでやってたんですけど、最近は僕自身も、『俺ってYouTuberなんだな~』と、本気で思ってる毎日です」と切り出した。最近は子供たちからYouTuberとして認識されている、というエピソードも語り、「日本一ゆるいチャンネルを目指しますので、誰になんと言われようと、好きなことしかやりません」と宣言していた。
「好きなことしかやらない」とは言うものの、草なぎはYouTuberとして、動画の反響をしっかりチェックしているようだ。「僕のことをあんまりよく思っていない人の意見も、ああ、そういう捉え方もあるんだって、楽しんで読んでます。人の感覚って、みんな違うから」とのことで、「好きなことをやっているけど、一生懸命やらなきゃダメだなと思う。あとで見返すと、『なに偉そうなこと言ってんだよ』と思うんだけど、今この瞬間は、正直にそう思ってる。YouTubeは素の自分が出ちゃうのが面白い」とまとめていた。
「好きなことで、生きていく」とは、YouTuberを象徴するキャッチフレーズのひとつ。草なぎはその前提として、「一生懸命」であることとともに、「悪いこと、後ろめたいことをすると、自分のことをまともに見れない感覚がある」として、「自分が納得した自分でいること」が大切だと語る。いつものようにゆるゆるとした空気のなかで、YouTuber草なぎの信念が垣間見えた。
さて、手早くスタッフも含めて5人分の生姜焼きを作り上げた草なぎは、ゲストとして人気YouTuberグループ、ボンボンTVのよっち、なっちゃん、りっちゃんを呼び込む。試食をした3人は、「おいしい!」「優しい味」と感想を語り、1人前なら5分程度で作れるという手軽さに感心していた。「(草なぎと共演しているという)状況が飲み込めない」と戸惑うよっちに、草なぎが「僕の方が後輩ですから」と話し、場を和ませる場面もあった。
動画のコメント欄では、「草彅さん目下の人に対しての対応、本当好感もてる」「YouTuberの自覚を得たスーパースター」「ストイックだけれどふざけていてw視野が広い余裕のある大人、いいなあ」などの声が聞かれた。芸能人YouTuberの苦戦もよく語られるなかで、しっかりとYouTubeへの思いを語り、先輩YouTuberとの楽しいコラボも重ねている草なぎは、ゆっくりと着実に、独自の立場を築きつつあるようだ。
(文=橋川良寛)