「週刊少年ジャンプ」50周年記念のミニファミコンが登場! ゲームライターの一押し「キン肉マン」で盛り上がろう

ジャンプ50周年記念のミニファミコン

 任天堂は5月14日、『ニンテンドークラシックミニ ファミリーコンピュータ 週刊少年ジャンプ50周年記念バージョン』を、価格7.980円(税別)で7月7日に発売すると発表した。

 本商品は、創刊50周年を迎えるコミック雑誌「週刊少年ジャンプ」仕様のミニファミコン。収録ラインナップの全てが、ジャンプ作品のキャラクターが登場するファミコンタイトルとなっており、本体カラーリングも通常のミニファミコンとは違うゴールドデザインを採用した。

 収録作品は、「キン肉マンマッスルタッグマッチ」「ドラゴンクエスト」「北斗の拳」「ドラゴンボール神龍の謎」「キン肉マンキン肉星王位争奪戦」「聖闘士星矢黄金伝説」「キャプテン翼」「聖闘士星矢黄金伝説完結編」「赤龍王」「ファミコンジャンプ英雄列伝」「魁!!男塾疾風一号生」「暗黒神話ヤマトタケル伝説」「天地を喰らう」「北斗の拳3新世紀創造凄拳列伝」「ドラゴンボール3 悟空伝」「キャプテン翼II スーパーストライカー」「ドラゴンボールZ 強襲!サイヤ人」「まじかる☆タルるートくんFANTASTIC WORLD!!」「ファミコンジャンプII 最強の7人」「ろくでなしBLUES」の全20作品となっている。

ジャンプ黄金期の全20作、一押しは『キン肉マン』!

(c)ゆでたまご・東映アニメーション (c)BANDAI NAMCO Entertainment Inc.

 ジャンプバージョンのミニファミコンに収録される作品は、1985年から1993年までのジャンプ関連タイトルで、現在30代~40代あたりのジャンプ黄金期を体験した読者にとっては懐かしいものばかりだろう。

 ファミコン時代のキャラクターゲームと言えば、難易度が異常に高かったり、そもそもゲーム性に難がある作品も少なくなかったが、中には楽しく遊べて、長く愛されてきた作品が存在するのも事実だ。今回収録される作品で、筆者が特にオススメしたいのが、「キン肉マン マッスルタッグマッチ」である。

 キン肉マンやテリーマン、ロビンマスクといった「キン肉マン」に登場するキャラクターを操作するアクションゲームで、シンプルなゲーム内容ながらも2人同時プレイでアツく盛り上がれる。一見チープに見えるかもしれないが、“命の玉”による一発逆転の必殺技システムなど、今遊んでも十分、パーティーゲームとして機能する要素がふんだんに盛り込まれている。

 他にも新旧ジャンプ作品キャラが集結し話題を呼んだ「ファミコンジャンプ 英雄列伝』や、少々粗削りだが原作ストーリーの雰囲気を掴める「ドラゴンボールZ 強襲!サイヤ人」など、バラエティに富んだタイトルに触れて、思い出に浸りながら遊んでみてはどうだろうか。もちろん、当時を知らないユーザーも楽しめる名作ぞろいだ。多くの復刻版に言えることだが、ゲームの面白さは必ずしもグラフィックや容量によるものではない、ということが再認識できるかもしれない。

蘇る名ハード達が織りなす復刻ブームの行方は?

 2016年11月10日に発売されたミニファミコンを皮切りとした「復刻ブーム」は、一般ユーザーを巻き込んでじわじわと広がっている。4月にセガから『メガドライブミニ』(仮称)、そして5月10日にSNKから『NEOGEO mini』の情報が公開され、ミニファミコンに食指が伸びなかったコアなゲームファンのハートに刺さり、注目を集めた。今後のセールス次第では、新たな商品が誕生することも期待できるだろう。好きなハードと、ソフトのベストセレクションを妄想するのも、ゲーマーの楽しみだ。

■商品名 :
ニンテンドークラシックミニ ファミリーコンピュータ
週刊少年ジャンプ50周年記念バージョン
■発売予定日:2018年7月7日(土)
■価格 :7,980円(税別)
(c)2018 Nintendo (c)JUMP 50th Anniversary (c)集英社

■龍田 優貴
ゲームの尻を追いかけまわすフリーライター。時代やテクノロジーと共に移り変わるゲームカルチャーに目が無い好事家。『アプリゲット』『財経新聞』などで執筆。個人的なオールタイムベストゲームは「ファミコン探偵倶楽部」シリーズ。
Twitter:@yuki_365bit

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