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アップル「ARKit」とグーグル「ARCore」は生活をどう変える? モバイルARの可能性を読む

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 VRが身近になってきたなかで、新しいユーザー体験として「拡張現実(以下:AR)」が話題になりつつある。『Pokemon GO』が好例だが、別世界に没入する「VR」と異なり、現実世界をデジタル情報で拡張することができるのが「AR」だ。そして、「AR」は単にゲームを楽しむエンタテインメント分野に留まらず、ナビゲーションや観光利用、販促、商材など様々な場面で期待が寄せられている。

モバイルで進むAR対応化

出典:Google Developers

 
 なかでも注目したいのは、Appleが開発しているARフレームワーク「ARKit」、そしてGoogleが開発している「ARCore」だ。これらのフレームワークの特徴は、ハードウェアに頼るものではなく、既存の端末でも条件が揃えば、誰にでもAR体験ができることにある。

 これらのフレームワークの長所は、ハードウェア追加するのではなく、既存の端末でAR体験ができるようになるということ。また、従来は空間と位置を把握するために必要だった「ARマーカー」も不要で、簡単に言えば、ユーザーがARを享受するためのハードルが急速に低くなっている、ということだ。

 Appleの場合、「iPhone 6s」以降のスマートフォンで、iOS 11以上であれば「ARKit」が利用できる。Googleについては、現状Androidスマートフォンのごく一部に対応するのみだが、2月に「ARCore」がプレビューを終えており、対象端末が一気に広がる可能性がある。先日、世界最大級のモバイル見本市「MWC 2018」で発表されたソニーモバイルの「Xperia XZ2」、「Xperia XZ2 Compact」は今後のソフトウェアアップデートでの対応が明かされている。いずれにしてもApple、Googleの両巨頭がARに大きく力を割いているのは間違いなく、今年は「AR元年」と呼ばれるようになるかもしれない。

モバイルARに期待できること

 それでは、モバイルARの普及によって、どんな楽しみが生まれるだろうか。先述の 『Pokemon GO』の爆発的ヒットに加えて、Appleが「ARKit」を発表するときもデモンストレーションとしてARゲームを披露していたことからも伝わるように、真っ先に期待できるのはゲームだろう。スマートフォンやタブレットをかざせば、卓上が戦場に早変わり。ゲームの新しい形が見えてくる。

Wingnut AR Unreal Engine Demo on iOS | WWDC 2017

 ゲーム以外にも、多くの産業分野で「AR」は活用されていくだろう。購入予定の家具をARを利用して実物大で表示し、部屋に置いてみる。部屋のリフォームの際に壁紙や床の素材もリアルに確認できる。この辺りは下記、IKEAのARカタログムービーを見るとわかりやすいだろう。また、試したい髪型やメイクも、すべてARによって手軽に実現できるようになっていくはずだ。

IKEA 2016 Catalogue: Augmented Reality

      

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