『GTO』“綾乃”堀口真帆の抱える悩みの深層 98年版から変わらない鬼塚の本質

一応断っておくと、鬼塚は決してバカではない。鬼塚だっていろいろ考えているけれど、アウトプットとしての行動原理がシンプルで、その結果が突発的な行動として表れたり、前後の脈絡を欠くだけ。やっていることの本質は驚くほど一貫している。それは、98年版で理事長の桜井(白川由美)に託されたときから変わっていない。

綾乃のコンプレックスは根が深い。自分をバカだと卑下する綾乃は、年上の自分がバカにされないように必死に繕っていたのかもしれない。鬼塚は、逃げ場のなかった綾乃に選択の余地を与えることで、彼女の心を解き放つ手助けをした。「この人ならどんなことがあっても悩みを聞いてくれる」という信頼が生まれた。

第9話を観終えて、地味に颯真(難波碧空)が良い奴だったと感じたものの、彼の交友関係は今後の波乱を予感させた。鬼塚については、妻あずさ(松嶋菜々子)の返信がなかった。部屋に柏原が入っていく現場を見られて関係を疑われているのか、それとも単に愛想をつかされただけか。あずさに対して一途なキャラクターも鬼塚の一面であり、夫婦の関係も進展することを期待したい。
■放送情報
『GTO』
カンテレ・フジテレビ系にて、7月20日(月)スタート 毎週月曜22:00~放送
出演:反町隆史、生見愛瑠、工藤阿須加、高橋メアリージュン、市川知宏、夙川アトム、近藤芳正、宇梶剛士、松嶋菜々子、稲垣来泉、及川桃利、大島美優、梶原叶渚、川口和空、北里琉、柴崎楓雅、難波碧空、西浦心乃助、堀口真帆、森本陸斗ほか
原作:藤沢とおる『GTO』(講談社『週刊少年マガジンKC』刊)
脚本:遊川和彦
監督:中島悟、松田健斗
音楽:福廣秀一朗
エグゼクティブプロデューサー:安藤和久
チーフプロデューサー:河西秀幸
プロデューサー:永富康太郎、伊藤茜
制作協力:メディアプルポ
制作著作:カンテレ
©︎カンテレ
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