奥平大兼、連ドラ初主演で感じた変化 「いい意味でも悪い意味でも、現場に慣れてきた」

奥平大兼、連ドラ初主演で実感した成長

 大ヒット漫画を原作とし、図書館を舞台に繰り広げられる人間模様を描く夜ドラ『税金で買った本』(NHK総合)が現在放送中。図書館に通う主人公のヤンキー高校生・石平紀一役で連続ドラマ初主演を務めるのは奥平大兼。

 そんな奥平に、本作への思いや、数々の現場を経ての成長、同世代の俳優から受ける刺激など、役者として着実に歩みを進める彼の“今”をたっぷりと語ってもらった。【インタビューの最後には、サイン入りチェキプレゼント企画あり】

連ドラ初主演作でも「いい意味で張り切りすぎず」

――オファーを受けたときの率直な感想を教えてください。

奥平大兼(以下、奥平):オファーがくるまで原作漫画を存じ上げていなかったのですが、読んでみると本当にビックリするくらい個性豊かなキャラクターばかりで。図書館の中のことってあまり知る機会がないので、「面白いし、勉強になる作品だな」と思いました。ただ、今まで明るい作品に出演した経験が少なかったので、「こういう役ができるのかな」というちょっとした不安と、同時に「楽しみだな」という気持ちがありました。

――紀一の「ヤンキー高校生」という役柄に対して、どのように役作りをされましたか?

奥平:数年前に映画『ヴィレッジ』で、金髪でタトゥーを入れた役を演じたことがあり、そのときのことを思い出そうかなとも思ったんです。でも、原作漫画を読み解いていくと、紀一はヤンキーという要素はもちろんありますが、意外と図書館の中では好奇心旺盛で、本当に自由な子だという印象のほうが強かったんです。ただのヤンキーというだけだと、周りの個性的なキャラクターたちの中で埋もれてしまうかもしれない。だから、ヤンキーであることは意識しつつも、気になることがあったらとにかく答えを知りたい、ある意味で純粋な子なのかなと、演じながら感じています。

――髪型やセリフなど、役作りに自身のアイデアも取り入れられているそうですね。

奥平:原作の紀一はもう少し髪が短くて金髪なのですが、僕の中では現代の若者感というよりは、“ザ・ヤンキー”という印象が強かったんです。そこで、今っぽさを出すために髪型も変えましたし、セリフもより今の若者らしい自然な言い方に修正したりしています。スタッフさんに「きいちゃん、これどういう意味?」って聞かれたことも何度かありましたね(笑)。観てくださる方に伝わらないといけないので話し合いはしますが、基本的にはセリフの言い方や言葉のチョイスを変えても受け入れてもらえる、すごく自由な現場です。

――本作が連続ドラマ初主演となりますが、プレッシャーなどはありましたか?

奥平:もちろん主演ではありましたが、僕一人で戦うわけではないので、みんなと一緒にやっていればそこまで思い悩むこともないかな、と思っていました。現場で迷ったときはスタッフさんの力を貸していただきながらやっていましたし、いい意味で張り切りすぎず、でも自分の中では思い出に残る作品になるだろうな、という思いはありました。

――座長として、現場を盛り上げようといった意識は?

奥平:それが、僕全然ムードメーカーじゃなくて(笑)。でも、共演の青木マッチョさんや西野七瀬さんが、すごく静かでゆったりと話す方々だったんです。それが僕にとってはすごく心地が良くて。明るい現場というと、座長やムードメーカーの人が盛り上げるイメージがあったのですが、今回は穏やかな人たちが集まったからこそ、僕自身も自然体でいることができました。

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