山口馬木也、『豊臣兄弟!』勝家役で抱いた“嫉妬心” 「彼らの才能に強く嫉妬していました」

『豊臣兄弟!』山口馬木也が柴田勝家を語る

 現在放送中のNHK大河ドラマ『豊臣兄弟!』で柴田勝家を演じる山口馬木也のコメントが公開された。

 本作は、豊臣秀吉の弟・豊臣秀長の波乱万丈の生涯を描いた物語。主人公・木下小一郎(豊臣秀長)を仲野太賀、秀吉(木下藤吉郎)を池松壮亮が演じ、脚本を『半沢直樹』(TBS系)、『おちょやん』(NHK総合)などの八津弘幸が担当する。

 山口は勝家役について、「『最後まで最強の“老害”でいてやろう』と思っていました。ただ、第33回のお市様(宮﨑あおい)との最後の食事シーンで、とても幸せな気持ちになったんです。そのとき自然と、『もう自分は最前線に立つ人間ではない』『次の世代にバトンを渡さないといけないんだ』という心境になりました」と明かした。

 お市との最期のシーンについては、「勝家とお市様が天守から身を投げる最期の場面について、これは俳優としての感覚の話になりますが、以前、勝家とお市様がともに眠るお墓を訪れたときに『この2人はずっと一緒にいられるんだ』と感じたんです。その思いが、最期の場面に向き合ううえでの大きな支えになりました」と振り返った。

 仲野太賀、池松壮亮との共演については、「2人と向き合う中で、どうやったら勝家として彼らを憎めるだろうかと考えたときに、彼らの才能に強く嫉妬していることに気づきました。この思いは、勝家としての芝居に使えると思って、常に嫉妬心を抱いていました」とコメントした。

山口馬木也(柴田勝家役)コメント

柴田勝家を演じきって

勝家を演じることが決まったとき、「最後まで最強の“老害”でいてやろう」と思っていました。ただ、第33回のお市様(宮﨑あおい)との最後の食事シーンで、とても幸せな気持ちになったんです。そのとき自然と、「もう自分は最前線に立つ人間ではない」「次の世代にバトンを渡さないといけないんだ」という心境になりました。第32回で前田利家(大東駿介)から「親父殿とともに、新しき世を作りとうございました!」と言われたときも、同じような気持ちになりましたね。そもそも勝家は出世欲の強い人ではないと思いながら演じていましたが、あの瞬間だけは、天下を取ることに対して初めて心が揺れたのではないでしょうか。それでも、「わしは、織田家家老、柴田勝家じゃ」というセリフに象徴されるように、最後まで織田家のために生きた人物だったと思います。

市とのラストシーンについて

お市様とのシーンでは、さまざまなことに本当に助けられました。
まず、お市様を守る場面での立ち回りですが、当初は勝家がお市様を安全な場所へ避難させ、1人で立ち向かう流れだったんです。けれど演出の方の熱い思いをうけて、このシーンで初めて勝家とお市様が手をつなぎ、その手を離さないまま立ち回ることになりました。演じていて不思議だったのは、勝家がお市様に守られているような感覚になったことです。もちろん勝家はお市様を守ろうとしていますが、逆に自分も守られていることが、つないだ手から自然と伝わってきまして。もしこのシーンについて宮﨑さんとお話しする機会があれば、きっと「そうですね」と言ってくださる気がします。
そして、勝家とお市様が天守から身を投げる最期の場面について、これは俳優としての感覚の話になりますが、以前、勝家とお市様がともに眠るお墓を訪れたときに「この2人はずっと一緒にいられるんだ」と感じたんです。その思いが、最期の場面に向き合ううえでの大きな支えになりました。役としての思いとはまた別の話になりますが、俳優としてはそうした感覚も大切にしています。

仲野太賀、池松壮亮との共演について

小一郎役の仲野太賀さんは人をお芝居で感動させる方なんです。ふとしたセリフに心が射ぬかれるんですよね。秀吉役の池松壮亮さんもとてもすてきな方で、いつも現場全体のことを考えてくださり、その姿勢にたくさん救われました。そんな2人と向き合う中で、どうやったら勝家として彼らを憎めるだろうかと考えたときに、彼らの才能に強く嫉妬していることに気づきました。この思いは、勝家としての芝居に使えると思って、常に嫉妬心を抱いていました。「こんなにすごい芝居ができるなんて、腹が立つな」って(笑)。それが最初の役作りのきっかけとなりましたし、そこから一緒に時間を重ねて、最後には彼らにバトンを渡そうという思いに、素直にたどり着くことができました。これからも、2人には思い切り駆け抜けてもらいたいですね。

■放送情報
大河ドラマ『豊臣兄弟!』
NHK総合にて、毎週日曜20:00〜放送/毎週土曜13:05〜再放送
NHK BSにて、毎週日曜18:00〜放送
NHK BSP4Kにて、毎週日曜12:15〜放送/毎週日曜18:00〜再放送
出演:仲野太賀、池松壮亮、吉岡里帆、浜辺美波、白石聖、坂井真紀、宮澤エマ、倉沢杏菜
大東駿介、松下洸平、中島歩、要潤、山口馬木也、宮﨑あおい、小栗旬ほか
語り:安藤サクラ
脚本:八津弘幸
制作統括:松川博敬、堀内裕介
演出:渡邊良雄、渡辺哲也、田中正
音楽:木村秀彬
時代考証:黒田基樹、柴裕之
プロデューサー:高橋優香子、舟橋哲男、吉岡和彦(展開・プロモーション)、国友茜(広報)
写真提供=NHK
公式サイト:https://www.web.nhk/tv/pl/series-tep-P52L88MYXY
公式X(旧Twitter):@nhk_toyotomi
公式Instagram:@nhk_toyotomi

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