櫻井海音「サッカーをやってきたことは無駄じゃなかった」 『ブルーロック』蜂楽役が転機に

櫻井海音、『ブルーロック』蜂楽役が転機に

 8月7日より公開中の実写映画『ブルーロック』で、蜂楽廻を演じた櫻井海音。幼少期から10年以上にわたってサッカーを続けてきた櫻井にとって、天真爛漫にサッカーを楽しみながら、その内側に狂気を秘める蜂楽は、これまで培ってきたものを存分に注ぎ込める役となった。

 「間違いなく自分の俳優人生における一つの転機になった」と語る櫻井は、どのように実写ならではの蜂楽を作り上げたのか。主人公・潔世一役の高橋文哉との関係性や、サッカー部の合宿のようだった撮影の裏側、そして本作が自身の俳優人生にもたらしたものについて聞いた。【インタビューの最後には、サイン入りチェキプレゼント企画あり】

「“俳優界で一番サッカーがうまい”を目指してる」

――いよいよ公開初日を迎えました(※取材日は8月7日)。今はどんなお気持ちですか?

櫻井海音(以下、櫻井):本当に「いよいよこの日が来たか」という気持ちです。撮影していたのが2025年12月頃までで、完成した作品を僕らが観られたのも、つい1カ月前ぐらいなんですよ。撮影が終わってからもしばらくは公開の実感があまり湧かなかったんですけど、試写で作品を観てから「公開日が待ち遠しいな」という気持ちになって。無事に公開を迎えられたことがすごく嬉しいです。エゴサをしていても、映画自体も僕自身もありがたいことにすごくいい反応をいただけているので、このままたくさんの方に観ていただきたいですね。

――すでに反響を実感されているんですね。SNSを見ていると、日本だけでなく海外からの反応もかなり大きいですよね。

櫻井:そうなんです。『ブルーロック』の予告が出たときに、「蜂楽かわいい」みたいな感じですごく再生されている動画を見つけたんですけど、コメントがほぼ全部スペイン語だったんですよ。それを見て、『ブルーロック』は海外でもこんなに人気なんだと改めて実感しました。

――まさに世界中にファンがいる作品ですが、そんな『ブルーロック』の人気キャラクター・蜂楽を演じるうえで、一番大切にしていたことは何でしたか?

櫻井:誰よりもサッカーを楽しんでいることです。それに尽きるキャラクターだと思っています。もちろんいろいろな要素を持っていますが、そこが一番の肝だなと。僕自身、小さい頃からずっとサッカーをやっていて、つい昨日もプライベートでサッカーをしていたぐらい、サッカーが好きなんです。僕もサッカーをしているときが一番楽しいですし、そういう意味では蜂楽との親和性はすごく高かったのかなと思います。

――2次元の蜂楽を実写で表現するうえで、意識したことはありますか?

櫻井:キャラクターとしてすごく個性的ですし、セリフも日常ではなかなか使わない言葉や言い回しがたくさんあるんです。なので、原作やアニメを観ながら、2次元のセリフを生身の人間が口にしたときに、どうすればなるべくナチュラルに、違和感なく見せられるかというのはすごく考えながら演じていました。あとは、プレーしているときの表情です。サッカーを楽しんでいるんだけど、その裏には少し狂気的な部分もある。その両方をちゃんと表現したいと思っていました。

――演じるにあたって、原作やアニメはどのくらい参考にされたのでしょうか?

櫻井:原作やアニメから得られる情報は、とりあえず全部取り込んでいます。やっぱりこれだけ大きな作品を実写化するうえでは、原作ファンの方々が思い描いているキャラクターのイメージをいかに崩さず、違和感なく見せられるかが大事だと思っています。僕はどんな実写化作品でもそれを心がけていて、原作からトレースできるところはちゃんとする。一方で、原作にはない動きやカットでは想像力を働かせながら、「このとき蜂楽だったらどうしているかな」と考えていました。たとえば、みんながゴールして喜んでいるときに、原作には描かれていないけど蜂楽は何をしているんだろう、とか。そういう細かいところまで考えながら演じていましたね。

映画『ブルーロック』TVCM〈スーパープレー篇〉【8月7日(金)公開】

――そうした蜂楽らしさを表現するうえで、特に印象に残っているプレーや撮影はありますか?

櫻井:5人抜きのシーンです。もちろん練習はしていましたけど、あれを一連で成功させるのは、運も持っていないとできないことなんですよ。しかも5人を抜いたあと、ラボーナでループシュートを決めるんです。対峙する相手やカメラの位置、どのくらいのスピードで動けばカメラが撮りやすいのかとか、いろいろな要素が全部うまく噛み合わないと成立しない。最後のラボーナも、ボールの軌道やゴールに入る位置まで完璧じゃないといけないので、「これは運を持っていないと決まらないな」と思っていたら、2テイクぐらいで成功して。現場もすごく盛り上がりましたし、あれは気持ちよかったです(笑)。

――すごすぎます(笑)。撮影の合間も、キャストのみなさんでずっとサッカーをしていたそうですね。

櫻井:“俳優界で一番サッカーがうまい”を目指しているくらいなので(笑)。撮影の合間もみんなでずっとサッカーをしていました。今回は特にサッカー経験者も多かったので、すごく盛り上がりましたね。撮影期間中は、本当にサッカー部の合宿みたいな生活だったんです。朝からみんなでサッカーをして、撮影して、夕方ぐらいに終わったら、そこからジムに行ったり、お風呂に入ったり、ご飯を食べたり。みんなで寝て、次の日になったらまた撮影する、という毎日だったので、すごく合宿感がありました。一度、オフの日があって、そのときはみんなで海にも行きました。まだ少し暑い時期で海の家も開いていたので、ラーメンや焼きそばを食べて、みんなで海ではしゃいで。「青春すぎるな」と思いながら(笑)。あれはすごく楽しかったですね。

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