トム・ハンクス、『トイ・ストーリー5』の“シリーズで最も切ない”シーンを明かす

トム・ハンクスが語る『トイ・ストーリー5』

 大ヒット公開中の『トイ・ストーリー5』でウッディ役の声優を務めるトム・ハンクスとバズ・ライトイヤー役の声優を務めるティム・アレンのコメントが到着した。

 本作は、おもちゃたちの世界を舞台に人とおもちゃの絆を描く『トイ・ストーリー』シリーズの最新作。公開18日間で興行収入72億円を突破し、ディズニーおよびディズニー&ピクサーのアニメーション作品として歴代最速記録を更新した。

 1996年に日本公開された『トイ・ストーリー』は、世界初の長編フルCGアニメーションとして映画史を変えた一作であり、カウボーイ人形のウッディとスペース・レンジャーのフィギュア バズ・ライトイヤーらおもちゃたちの冒険を通して、子どもとおもちゃのかけがえのない絆を描いてきた。

 『トイ・ストーリー2』ではおもちゃが子どもに遊ばれなくなる不安、『トイ・ストーリー3』では成長したアンディとウッディの別れ、『トイ・ストーリー4』では持ち主のそばにいることだけではないおもちゃの幸せの形が描かれた。そして最新作『トイ・ストーリー5』では、デジタルが当たり前になった時代に生きる子どもたちにおもちゃたちはどう向き合うのかという、現代の観客にとって身近なテーマに踏み込んでいる。

 本作では、本当はまだまだおもちゃで遊びたいものの、周囲の子どもたちとなじめず友達づくりに悩むボニーのもとに、最先端タブレットのリリーパッドがやってくる。画面の中の世界へ夢中になっていくボニーを前に、ジェシーやウッディ、バズたちは“自分たちおもちゃはもう必要とされていないのではないか”と不安を抱く。物語が映し出すのは、デジタルを一方的に悪者にする単純な構図ではなく、便利さや楽しさの裏で子どもたちが人間関係の中で傷つき、孤独を感じる瞬間を真正面から描くことで、現代の家族や子どもたちが抱えるリアルな問題を浮かび上がらせている。

 オリジナル版でウッディ役の声優を務めるハンクスは、本作について「本作にはこれまでの『トイ・ストーリー』作品の中でも、最も胸が痛むシーンのひとつがあります。それは、小さな少女が他の子たちからのメッセージによって傷つき、自分が何を間違えたのか分からないまま傷ついて痛みを抱える場面です。現代を生きる子どもたちとおもちゃを描く映画において、非常にリアルでタイムリーなものだと思いませんか?」と語っている。

 また、バズ役のオリジナル版声優を務めるアレンもまた、本作がこのテーマに踏み込んだことに驚かされたそうで、「これまでも『トイ・ストーリー』は僕には到底考えつかないようなテーマを扱ってきましたが……ピクサーが今回これをやったことには、本当に感心しました。こうしたアイデアを思いつき、実際に作品にしてしまったんですから。だってピクサー自身がテクノロジー企業であり、ディズニーもテクノロジー企業です。そんな彼らが、自分たち自身に切り込み、自分たちがどのような立場にいるのかを見つめているんです」と語る。さらに、「デバイスの存在が当たり前になった現代の子どもたちにもう一度おもちゃで遊ぶよう強制することはできません。でも、おもちゃと触れ合うことや、自分の人生や友人と向き合うことのほうが、デバイスを眺めているよりも少し満たされるものなのだと大人が示すことはできます」と続け、『トイ・ストーリー5』が描くメッセージへの想いを明かした。

■公開情報
『トイ・ストーリー5』
全国公開中
監督:アンドリュー・スタントン
共同監督:ケナ・ハリス
製作:リンジー・コリンズ
声の出演:唐沢寿明(ウッディ役)、所ジョージ(バズ役)、日下由美(ジェシー役)、広瀬アリス(リリーパッド役)、佐野勇斗(スマーティー・パンツ役)、井上和/乃木坂46(スナッピー役)、松井ケムリ/令和ロマン(アトラス役)、竜星涼(フォーキー役)ほか
配給:ウォルト・ディズニー・ジャパン
全米公開日:2026年6月19日/原題:Toy Story
©2026 Disney/Pixar. All Rights Reserved.

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