『トイ・ストーリー5』北米V2 DC映画『スーパーガール』は2位発進のスロースタートに

『スーパーガール』北米2位のスロースタート

 また、今週は人気シリーズ『ジャッカス』の最新作『Jackass: Best and Last(原題)』も第4位に初登場。北米2855館で840万ドルを記録したほか、海外19市場で190万ドル、世界興収は1030万ドルとなった。

 前作『ジャッカス FOREVER』(2022年)の北米初動成績2310万ドルと比較すると、本作の滑り出しはシリーズとしては控えめ。男女比は男性69%・女性31%、年代別の最多層は25~34歳(37%)と往年のファンが劇場に脚を運んだようだ。製作費は1000万ドルと低予算のため、収益化のハードルは低く、配信など劇場公開後の展開にも期待されている。

 『ジャッカス』は2000年代初頭にMTVで放送された過激スタント/悪ふざけ番組のシリーズで、今回はその最終作。新撮スタントと過去映像を組み合わせた総決算的な内容で、Rotten Tomatoesでは批評家88%・観客85%、CinemaScoreは「A-」と高評価を受けた。日本公開は未定。

 そのほか、初夏の興行を賑わせた『オブセッション 災愛』は第3位を維持し、公開7週目ながら週末興収980万ドル(前週比マイナス26.9%)を記録。北米興収2億3390万ドル、世界興収3億7010万ドルと、4億ドル超えも見えてきた。

『オブセッション 災愛』©2026 Focus Features LLC.

 同じく話題作、A24『Backrooms(原題)』は、邦題『バックルームズ』として9月4日に日本公開が決定。北米では週末ランキングの第6位に踏みとどまり、北米累計1億8418万ドルとなった。世界興収は3億3009万ドルで、こちらも今後どこまで粘れるかに期待が高まっている。なお、第7位『最終絶叫計画 令和!』は北米興収1億ドルを突破し、R指定コメディとしては2017年『ガールズ・トリップ』以来の快挙だ。

『バックルームズ』©2026 Backrooms Rights LLC, PC Films, LLC. All Rights Reserved.

 第8位には『BLEACH 千年血戦篇-禍進譚-』が初登場し、北米943館で300万ドルを記録。人気漫画『BLEACH』のアニメ版最終クールの第1~3話を放送・配信に先がけてイベント上映したもので、北米では字幕版・英語吹替版が上映され、原作者の久保帯人、田口智久総監督、村田光監督のインタビュー映像も含まれた。

 ランキング外では、第12位『Michael/マイケル』が世界興収9億7740万ドルに到達し、『オッペンハイマー』(2023年)を抜いて伝記映画の歴代興収記録を更新。第16位のA24映画『The Invite(原題)』はわずか7館で37万9104ドルを記録し、1館平均5万4158ドルという好発進となった。オリヴィア・ワイルド監督の大人向けコメディで、セス・ローゲン、ペネロペ・クルス、エドワード・ノートン、そしてワイルド自身が出演。7月10日に全米拡大公開が予定されている。

『Michael/マイケル』®, TM & © 2026 Lions Gate Entertainment Inc. All Rights Reserved.

 北米市場全体の週末累計興収は約1億5800万ドルで、『トイ・ストーリー5』が初登場した前週からは約32%減となった。それでも市場全体は堅調で、年間興収は約47億ドルと前年同期比15%増。コロナ禍以前の2019年同期比でも9%減となっている。サマーシーズン累計は21億ドルを突破し、昨夏比17%増、2019年比わずか1.7%減まで回復した。

 次週の注目作は、人気シリーズ最新作『ミニオンズ&モンスターズ』で、すでに海外10地域での先行公開では1030万ドルを記録。週末から週頭にかけての5日間で1億ドル規模のスタートが期待されている。

北米映画興行ランキング(6月26日~6月28日)

1.『トイ・ストーリー5』(→前週1位)
7000万ドル(-56.2%)/4425館/累計2億9724万ドル/2週/ディズニー

2.『スーパーガール』(初登場)
3800万ドル/3602館/累計3800万ドル/1週/ワーナー

3.『オブセッション 災愛』(→前週3位)
980万ドル(-26.9%)/2965館(-88館)/累計2億3390万ドル/7週/Focus Features

4.『Jackass: Best and Last(原題)』(初登場)
840万ドル/2855館/累計840万ドル/1週/パラマウント

5.『ディスクロージャー・デイ』(↓前週2位)
810万ドル(-54.2%)/3357館(-467館)/累計9438万ドル/3週/ユニバーサル

6.『バックルームズ』(↓前週4位)
431万ドル(-39.8%)/2396館(-455館)/累計1億8418万ドル/5週/A24

7.『最終絶叫計画 令和!』(↓前週5位)
300万ドル(-53%)/2004館(-721館)/累計1億352万ドル/4週/パラマウント

8.『BLEACH 千年血戦篇-禍進譚-』(初登場)
300万ドル/943館/累計300万ドル/1週/Fathom Events

9.『マスターズ・オブ・ユニバース』(↓前週6位)
222万ドル(-64%)/2090館(-427館)/累計6193万ドル/4週/Amazon・MGM

10.『スター・ウォーズ/マンダロリアン・アンド・グローグー』(↓前週7位)
160万ドル(-61.7%)/1250館(-750館)/累計1億7525万ドル/6週/ディズニー

(※Box Office Mojo、Deadline調べ。データは2026年6月29日未明時点の速報値であり、最終確定値とは誤差が生じることがあります)

参照
https://www.boxofficemojo.com/weekend/2026W26/
https://www.hollywoodreporter.com/movies/movie-news/box-office-supergirl-toy-story-5-1236632101/
https://variety.com/2026/film/box-office/supergirl-stumbles-box-office-opening-weekend-jackass-flops-toy-story-rules-1236797777/
https://variety.com/2026/film/box-office/box-office-supergirl-jackass-5-misfire-overseas-1236797821/
https://deadline.com/2026/06/box-office-global-toy-story-5-supergirl-minions-and-monsters-1236969190/
https://deadline.com/2026/06/indie-film-box-offiice-comedy-the-invite-top-limited-opening-1236969226/
https://deadline.com/2026/06/box-office-michael-oppenheimer-1236969255/

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