『24時間テレビ』チャリティーランナーで再注目 星野真里が積み重ねてきたキャリアを辿る

“チャリティーランナー”星野真里が再注目

 星野真里が、『24時間テレビ49-愛は地球を救う-』(日本テレビ系)のチャリティーマラソンランナーに選ばれたことが大きな話題となっている。

【星野真里】チャリティーランナーに決定 決意の背景に難病を患う娘の存在

 今回の発表で注目を集めたのは、星野が2024年に先天性ミオパチーという難病を抱える娘との日々を明かしたことだった。今回の挑戦によって改めて注目が集まっている星野だが、近年は限られた場面の中でも作品に確かな印象を残している。

 直近の出演作『リボーン~最後のヒーロー~』(テレビ朝日系/以下、『リボーン』)第5話では、不動産会社の社長令嬢・篠宮愛を演じた。主人公・根尾光誠/野本英人(高橋一生)が、自社ビル用地の交渉に臨む相手として登場した人物だ。

【第5話予告】影武者交渉の行方 「リボーン ~最後のヒーロー~」毎週火曜よる9時放送

 第5話で星野が演じた篠宮は、限られた登場ながらかなり強烈だった。社長令嬢という立場にありながら、根尾を「君」と呼び、サバサバとドライな口調で話す姿には、社長令嬢らしい余裕と、相手に簡単には飲み込まれない芯の強さが感じられた。強く問い詰めるわけではない。感情を荒げるわけでもない。それでも星野が相手を見るだけで、場面の空気が少し変わる。根尾の揺らぎやつかみどころのなさも、篠宮が相手の言葉を受け止める表情によって、より際立っていた。『リボーン』での星野は、短い出番ながら、物語の温度を変える存在だったと言っていいだろう。

 星野は、子役時代から長く映像作品に出演してきた俳優でもある。広く知られるきっかけとなったのは、『3年B組金八先生』(TBS系)の坂本乙女役だ。金八先生の娘という、シリーズの中でも長く見守られてきた役を演じ、家族の一員としての自然な佇まいや、年齢とともに変化していく表情を見せてきた。その後も『新・星の金貨』(日本テレビ系)、『プラトニック・セックス』(フジテレビ系)、『大奥』(フジテレビ系)、NHK連続テレビ小説『ゲゲゲの女房』(2010年度前期)など、ジャンルの異なる作品に出演。少女役から大人の女性、時代劇、朝ドラまで、幅広い作品の中でキャリアを積み重ねてきた。

 清楚で柔らかなイメージを持たれることも多いが、星野の演技はそれだけにとどまらない。たとえば映画『さよならみどりちゃん』では、恋人のいる男性を好きになってしまう女性を演じた。本作で星野が見せたのは、恋愛に傷つきながらも、簡単には気持ちを断ち切れない女性のリアルだった。相手に振り回される苦しさだけでなく、それでも関係を続けてしまう弱さや寂しさまで、星野は繊細に表現している。少女役の印象が強かった時期を経て、大人の女性が抱える痛みを真正面から演じた作品として、彼女のキャリアの中でも重要な作品と言える。

 『GO HOME~警視庁身元不明人相談室~』(日本テレビ系)では、突然夫を失った妻・由理恵を演じ、喪失を受け止めきれない時間を言葉少なな芝居で表現し、『元科捜研の主婦』(テレ東系)では、カリスマ主婦・神田菜々美として、明るく人を惹きつける雰囲気の中に、物語の鍵を握る人物ならではの不穏さを忍ばせていた。星野が近年演じている役は、主人公や事件の周辺にいて、いわば物語に奥行きを加える役どころも多いが、どれも星野だから成立する役だ。

『ママがもうこの世界にいなくても 私の命の日記』特報【10月2日(金)公開】

 10月2日公開の映画『ママがもうこの世界にいなくても 私の命の日記』では、川口春奈演じる主人公・遠藤和の担当医・内藤静香を演じる。同作は、21歳でステージIVの大腸がんを宣告された和が、夫・将一(高杉真宙)とともに限られた時間を生き抜き、「わたしたちの子供に会うこと」という願いに向き合っていく物語だ。命や家族を描く作品において、医師という役は主人公の選択や思いを受け止める重要な存在にもなるはずだ。

 子役時代から映像作品に出演し、少女役から大人の女性、母、妻、医師へと役柄を広げながら、その時々の人物の感情を丁寧に演じてきた星野。『リボーン』で見せた存在感、そして『ママがもうこの世界にいなくても 私の命の日記』への期待を含め、彼女がこれからどんな表情を見せてくれるのか、引き続き注目していきたい。

■放送情報
『24時間テレビ49-愛は地球を救う-』
日本テレビ系にて、8月29日(土)、8月30日(日)放送
総合司会:内村光良、羽鳥慎一、水卜麻美(日本テレビアナウンサー)
チャリティーパートナー:SixTONES、山崎育三郎、芳根京子
スペシャルサポーター:ちゃんみな
チャリティーランナー:星野真里
©︎日本テレビ

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