『トイ・ストーリー5』広瀬アリスがリリーパッド役の日本版声優に ワールドプレミアに参加

7月3日に日本公開されるディズニー&ピクサー映画『トイ・ストーリー5』のワールドプレミアが、日本時間6月10日に米ロサンゼルスのエル・キャピタン・シアターで開催。レッドカーペットには日本から広瀬アリスが参加し、最先端タブレットのリリーパッド役の日本版声優を務めていることが発表された。
世界初の長編フルCGアニメーションとして映画史を変えた1995年全米公開の『トイ・ストーリー』。日本では1996年3月23日に公開され、その革新的な映像表現と世代を超えて共感を呼ぶストーリーで大ヒットを記録した。その後も『トイ・ストーリー2』(2000年)、『トイ・ストーリー3』(2010年)、『トイ・ストーリー4』(2019年)とシリーズ化され、日本公開から30周年となる2026年、最新作『トイ・ストーリー5』が公開となる。
ワールドプレミアの会場はおもちゃの世界に入り込んだかのような装飾がされ、大勢のファンが大盛り上がりとなっている中、シリーズ1作目からウッディのオリジナル版声優を務めるトム・ハンクスや、バズ・ライトイヤーのオリジナル版声優のティム・アレンのほか、『トイ・ストーリー』シリーズをはじめ数々の世界的大ヒット作を世に贈り出してきたピクサー・アニメーション・スタジオのチーフ・クリエイティブ・オフィサーのピート・ドクター、「君はともだち」などシリーズ全作品を彩る楽曲を手がける作曲家のランディ・ニューマンら、『トイ・ストーリー』の声優・スタッフ陣が大集結。さらに、本作のために書き下ろされた新曲「I Knew it, I Knew You」を歌うテイラー・スウィフトもサプライズ登場した。
そして、広瀬がレッドカーペットに登場し、本作からの新キャラクターで最新タブレットのリリーパッド役の日本版声優に決定したことが発表された。広瀬は大勢のファンが歓喜する会場で、本作の世界初上映の瞬間に立ち会い、「興奮がさめやらないです…! 小さいころから見ていたからこそ、(映画を見ながら)ほろりと泣いてしまいました。Fooo!って拍手がわきおこったり、笑いが大きく起こったり、いつもはなかなか感じられない熱量を感じました。終わって『良かったね~』ってなってたところに幕が上がって、テイラー・スウィフトが弾き語りをして、『君はともだち』のランディがまさかの生演奏をしてくださって、とんでもないサプライズでした!」と大興奮の様子。
オリジナル版では『パスト ライブス/再会』のグレタ・リーが演じているリリーパッドは、内気な少女ボニーのもとにやってくる最先端のタブレットで、多様な声色と複雑な感情を併せ持つのキャラクター。今回の広瀬の日本版声優決定については、ボニーを思い強い意志で行動する芯の強さが広瀬の魅力と一致すること、そしてボニーの幸せを願うからこそ周りに置いていかれないよう“おもちゃ離れ”して成長すべきだと考え、ジェシーたちと対立する“最大の敵(ライバル)”になるという二面性のある役柄を表現できる演技力が評価され、US本社のオーディションに合格した。
声優に決まった時の気持ちについて「世界中で愛されている作品に参加できるって決まった時は、素直にめちゃくちゃ嬉しかったですね。自分も小さい時から、1の時からずっと見ていたので夢のようです」と喜びの気持ちを爆発させた広瀬。自身が演じたリリーパッドの魅力について広瀬は、「今の時代の最先端のタブレットなので、いろんなことができちゃうんです。予告でもあったように聞いてない風で実は全部聞いていたし、スペイン語にもなるしとか、今までのおもちゃとは違うキャラクターで、そこが魅力的だなと思いますし、タブレットだからこそのキャラクター性は演じていて面白いなと思いました」と明かす。
日本公開30周年を迎える『トイ・ストーリー』について広瀬は、「何時までに絶対寝なさいというのが小さいころにあったのですが、『トイ・ストーリー』が夜テレビでやっている時は絶対に見せてくれたり、うちの両親は『トイ・ストーリー』に緩かったんです(笑)。多分両親も大好きだからそれを伝えたかったんだと思います」と『トイ・ストーリー』との思い出を明かした。そんなシリーズの最新作については、「これまでのおもちゃと最先端のタブレットが、対立してしまう部分もあるんですけど、これまでにない今どきの掛け合いがすごく多くあるので、ぜひそこを楽しんでいただけたらと思います。あとジェシーがとても勇敢でカッコよくて、これまで見てきた方は特に、ちょっとうるっとしてしまう瞬間がたくさんあると思います。初めて見る方もこれまで見てきた方も、皆さんが楽しめる『トイ・ストーリー5』になっていると思います」と、見どころを全力でアピールした。
そんな広瀬はアフレコを振り返って、「声優さんのお仕事っていうのは本当に大変なので、結構時間をかけてじっくり撮らせていただきましたし、ヘッドホンで完成前のジェシーやウッディの声を聞いて結構テンションが上がっていました。『みんなが私と喋ってる!』みたいな感覚でアフレコしてました」と、苦労しつつも楽しんで収録したことを明かす。広瀬の演技については、US本社の担当者も「たまに暴走してしまうものの、実は優しさを持ち合わせているリリーパッド。アリスさんは全編を通してキャラクターを深く理解しており、リリーパッドの対抗心や親しみやすさに加え、その繊細さも見事に表現してくださいました。さまざまな表情を見せるリリーパッドを、とても魅力的に演じていただいたと思います。この、たまに暴走するけれど実は優しいリリーパッドの魅力が、日本の観客の皆さまにもきっと伝わると確信しています」と絶賛のコメントを寄せている。
また、吹替版の演出を担当したディレクターの鍛冶谷功も「まっすぐに画面を見つめる集中力にただならぬオーラを感じましたが、収録が進むにつれ、良い意味で肩の力が抜けて、違った一面も見せてくださり、それは映画の中のリリーパッドそのものだったように思います。時折、こちらの予測を超えたコミカルな爆発力を発揮されて、笑いの絶えない収録でした」と広瀬の収録の様子を振り返っている。
『トイ・ストーリー』声優としてレッドカーペットを歩いた広瀬は、たくさんのメディアとファンが集まった会場を見て「とにかく熱量がすごいです! 世界各国からたくさんの方々が来ていて、親子で来てたりカップルで来てたり、自分と同世代の人が来ていたり…本当に幅広い世代の方に愛されているんだなと感じました」と笑顔を見せた。広瀬は胸元の開いた白いドレスに、耳元には日本版声優を務めるリリーパッドの緑のアクセサリーを身に着けており、「全身白色のドレスなんですが、(アクセサリーは)リリーパッドカラーです。ここが私はすごく好きなポイントで、ネイルもリリーパッドにあわせてグリーンにしてきました」と衣装やネイルについてもアピールした。
さらに、レッドカーペットでは、シリーズ全作品に深く関わり続けているスタントン監督、共同監督を務めたケナ・ハリス、プロデューサーのリンジー・コリンズ、ピクサーのトップ(CCO)としてスタジオを率いるドクターら制作陣と、広瀬との初対面が実現。広瀬が日本から持ってきた日本限定のリリーパッドのグッズをプレゼントすると、スタントン監督たちは「ありがとう!」と口々に述べ、ハリス共同監督は日本語で「かわいいー!」と大喜び。広瀬は熱い歓迎を受けた。そして、スタントン監督は本作について、「私は何年も前から、小さな子どもたちがどんどんデバイスを持つようになっていることに気づいていました。この作品を書き始めたころには、それは無くなることのないことだと感じたんです。テレビと同じように、もう生活から消えることのない存在だと。だからこそ、興味深いテーマになりまし、人間だけでなくおもちゃにとっても大きな意味を持つんです。どうおもちゃに影響を与えるのかという問いにもつながるんです」と、最新作を作るきっかけを明かした。
そして、『トイ・ストーリー』の原案を手がけた一人でもあるドクターは「私たちは手強い敵役が必要だと考えていました。なぜなら、現実の世界を見渡すと、子どもたちはいつもデバイスを手にしているからです。それを『トイ・ストーリー』の世界でどう表現するか。そして、ウッディやバズ、ジェシーを極限まで追い込めるような強力なキャラクターをどう作るかを考えました」と制作の裏側を告白。また、「私たち自身も子どもたちが画面ばかり見ていて、自由に想像力を働かせる時間が減っているのを目にしています。ただ、これは決して絶対的な悪ではありません。私たち全員が向き合っている課題なんです」と、今の時代だからこそ描くべき物語になっていることを語った。
レッドカーペットには、シリーズ1作目からウッディのオリジナル版声優を務めるハンクスが、ウッディと同じブラウンの衣装に身を包んで登場。ハンクスは、タブレットやスマホが子どもたちの周りに溢れているこの時代に作られた本作について「子どもが遊んでいるおもちゃに心を傷つけられたことなんてないですよね? でも、自分について画面上に書かれた言葉によって傷ついた経験がある子どもは、きっとたくさんいると思います。テクノロジーは素晴らしいものですが、同時に、テクノロジーが人々の人生において非常に残酷な瞬間を生み出してきたこともまた事実です。テクノロジーを使うのと同じくらい、別のものに向き合うことが大切だと思います」と、今の時代だからこそ改めて感じるメッセージがあることを語る。そして、「もし子どもがおもちゃで遊ぶ楽しさを忘れ、おもちゃと、そして友人との“遊びの時間”がなくなってしまったら、それは人生の中で大切なものを逃しているということです。ウッディがみんなと築いているつながりこそが大切なんです。このシリーズが描いているのは、時が流れても変わらない深い絆と困難が訪れても、みんなが力を合わせて、誰かが助けを必要としたときに手を差し伸べる、そんな関係なんです。あなたは誰かにとってのウッディであり、誰かはあなたにとってのバズなんです。それって素敵なことですよね」と、ファンに熱いメッセージを贈った。
さらに、本作のために書き下ろされた新曲「I Knew it, I Knew You」を歌うスウィフトも登場。世界初上映された会場では、シリーズの作曲家ニューマンと共にサプライズ歌唱を披露した。スウィフトは5歳の頃に1作目を観て以来、何度も全作品を見返すほどシリーズの大ファンだそう。会場には1作目『トイ・ストーリー』のVHSを持参し、オリジナル声優のハンクスやアレンからサインをもらう微笑ましい一幕も。スウィフトは「この作品に、ほんの少しでも関わることができたことは私にとって本当に大きな意味があります。なぜなら『トイ・ストーリー』は、想像力と遊び心、いたずら心、ユーモア、笑い、そして悲しみが詰まった、本当に素晴らしい世界だからです。今こうしてこの世界に迎え入れてもらえたことは、とても感慨深いことなんです」と本作に参加した喜びを熱弁。新曲「I Knew it, I Knew You」については、「映画の最後に流れる『I Knew It, I Knew You』という曲を聴いたとき、観客の皆さんが、かつて共に過ごした大切な思い出があるけれど長い間会っていない誰かのことを思い出してくれたら素敵だと思います。もしくは、今は会えなくなってしまったけれどいつも恋しく思っている誰かのことを。その人が再び自分の人生の中で巡り会うかもしれないし、たとえ別々の道を歩むことになったとしても、その思い出の終わりを意味するわけではないんです。そして時には、自分の子ども時代を振り返るとき、その思い出自体が特別なものになるなんだと思います」と世界中のファンに向けてメッセージを贈った。
会場にはそのほか、ジェシー役のジョーン・キューザック、スマーティー・パンツ役のコナン・オブライエン、ボニー役のスカーレット・スピアーズ、スナッピー役のシェルビー・ラバラ、アトラス役のクレイグ・ロビンソンらが登壇した。
■公開情報
『トイ・ストーリー5』
7月3日(金)全国劇場公開
監督:アンドリュー・スタントン
共同監督:ケナ・ハリス
製作:リンジー・コリンズ
声の出演:唐沢寿明(ウッディ役)、所ジョージ(バズ役)、日下由美(ジェシー役)、竜星涼(フォーキー役)ほか
配給:ウォルト・ディズニー・ジャパン
全米公開日:2026年6月19日/原題:Toy Story 5
©2026 Disney/Pixar. All Rights Reserved.

































