『山口くんはワルくない』高橋恭平の照れが反則級! エンドロール後の“おまけ”も必見

『山口くん』高橋恭平の照れが反則級!

 リアルサウンド映画部の編集スタッフが週替りでお届けする「週末映画館でこれ観よう!」。毎週末にオススメ映画・特集上映をご紹介。今週は、職場で関西弁男子に囲まれている佐藤が『山口くんはワルくない』をプッシュします。

『山口くんはワルくない』

 高橋恭平の照れをずっと観ていたい……。タイトルにも入れている通り、これに尽きる映画である。本作は、恋に夢見る女子高生・皐(髙橋ひかる)と、金髪にピアス、鋭い目つきで周囲から恐れられている転校生・山口くん(高橋恭平)の恋模様を描く青春ラブストーリー。見た目は怖いのに実は優しくて、不器用で、恋にはめっぽう弱い山口くん。そんな彼の素顔を知った皐は少しずつ惹かれていく。一方で、クラスの人気者・石崎(岩瀬洋志)の存在が2人の関係に波紋を広げていく。少女漫画らしい胸キュン展開が満載なのだが、本作の魅力は何と言っても山口くんというキャラクターそのものにある!

 私自身、なにわ男子の高橋恭平の存在はもちろん知っていた。だが、恥ずかしながらここまでガッツリ演技を見たのは今回が初めてに近い。グループではどちらかというと口数が少なく、ふわっとした独特の空気感を持つ人という印象が強かったので、「恋愛映画の主演としてどんな姿を見せるんだろう?」と思いながら鑑賞していた。が、高橋の照れの演技がめちゃくちゃいい。

 皐と話しているとき、思いがけない言葉をかけられたとき、ふいに距離が近づいたとき。山口くんは何度も照れるのだが、その一つひとつが本当に愛おしい。視線の外し方、言葉に詰まる間、表情の変化ももちろん魅力的なのだが、個人的にツボだったのは耳が赤くなる演出だ。少女漫画ではおなじみの表現だが、高橋が演じるとこれが成立してしまうのだ(すごい)。二次元級のピュアさと、実在感のある高校生らしさを両立させているからこそ、山口くんはこんなにも魅力的なのだろう。

 気になって調べてみると、高橋は映画『なのに、千輝くんが甘すぎる。』やWOWOWのドラマシリーズ『ストロボ・エッジ』、そして直近では『ロマンティック・キラー』にも出演している。こうして振り返ると、グループの中でもかなり恋愛作品との縁が深い方なのではないだろうか。実際、本作を観ているとその理由がよくわかる。高橋は、恋をしているときの不器用さを自然に見せるのがうまい。映画を観終えた今となっては、「もっと早く高橋恭平の恋愛作品を履修しておけばよかった!」という気持ちでいっぱいである。これを機に過去作も遡ってみたいし、何より今後も恋愛作品で活躍する姿を見てみたい。そう思わせてくれるだけの説得力が、『山口くんはワルくない』にはあった。

 そして、高橋ばかり触れてしまったが、岩瀬洋志も非常にいい立ち回りを見せている。なぜかヒロインのライバル的なポジションとして、どこか憎めない石崎というキャラクターを好演。特に山口くんの“TO(トップオタク)”と言いたくなるような熱量の高さは必見だ。高橋と岩瀬の掛け合いも間違いなく本作の大きな見どころのひとつだろう。

 最後に、エンドロール後の“おまけ”について。ネタバレになってしまうので詳しくは触れないが、ぜひ席を立たずに最後まで見届けてほしいとだけ伝えておきたい。本当の意味で“山口くん=高橋恭平”に見事心を掴まれてしまった。コワモテ×関西弁男子、ワルくない……。

■公開情報
『山口くんはワルくない』
全国公開中
出演: 高橋恭平、髙橋ひかる、岩瀬洋志、上坂樹里、上原あまね、森日菜美、丈太郎、大塚萌香、今堀奏、永岡蓮王(AmBitious)、山口森広、春海四方、ふせえり
原作:斉木優『山口くんはワルくない』(講談社『別冊フレンド』連載)
監督:守屋健太郎
音楽:遠藤浩二
主題歌:「ビーマイベイベー」なにわ男子(ストームレーベルズ)
配給:アスミック・エース
©2026『山口くんはワルくない』製作委員会 ©斉木 優
公式サイト:https://yamaguchikun.asmik-ace.co.jp
公式X(旧Twitter):@yamaguchikun_mv
公式Instagram:@yamaguchikun_mv
公式TikTok:@yamaguchikun_mv

関連記事

リアルサウンド厳選記事

インタビュー

もっとみる

Pick Up!

「週末映画館でこれ観よう!」の最新記事

もっとみる

blueprint book store

もっとみる