『リボーン』高橋一生による入り組んだ複雑すぎる設定の芝居 “更紗”中村アンへの思いも

ドラマ『リボーン ~最後のヒーロー~』(テレビ朝日系)第5話は、主演の高橋一生による非常に入り組んだ複雑すぎる設定の芝居が展開される。

NEOXISの自社ビル用地の重要な交渉が控える中、秘書の野本英梨(横田真悠)の手違いによって、その時代に生きる根尾光誠(高橋一生)は海外出張へ。その影武者として、野本英人として生きる根尾光誠が、根尾光誠を演じて交渉に臨むこととなるのだ。……こう書いていてもよく分からなくなるレベルだが、光誠本人が光誠の映像を見ながら光誠を演じる練習をする様子には思わず笑ってしまう。ただ、英梨や友野達樹(鈴鹿央士)にとってみれば2人は似ている別人であり、友野は「傲慢で身勝手な感じも出てますね」と安堵しながら話す。これには光誠も思わず苦笑いだ。

交渉相手は、不動産会社の社長令嬢・篠宮愛(星野真里)。同い年で東日本大震災の際に福祉活動を通して交流を図っていた光誠は、会話を通じて光誠本人も想定していなかった自分が顔を出す。震災復興支援の際、篠宮は同じ時間を過ごすうちに自身でも気づかぬ光誠への好意を抱くようになっていた。情感のこもった眼差しで光誠を見つめる篠宮は、最終交渉の場で光誠の「人を思いやる温かいオーラ」を褒め、交際を申し込む。光誠としては自社ビルのため、色よい返事をして期待を抱かせておくのが定石だが、「僕には思う人がいるんだ」と光誠は誘いを断ってしまう。「絵を描くことが好きで、自分のふるさとを大事にしている人」――それは更紗(中村アン)のこと。結果的にその正直な言動がビジネスパートナーとして認められ、光誠は篠宮との交渉を成功させるが、それは根尾光誠ではなくなってきている野本英人の思いでもあった。篠宮から被災地で一緒に何を食べたか探りを入れられ、笑顔が引き攣る光誠の表情も見事だが、自分が知らない自分が内側から飛び出しそれに驚くといった何重にも折り重なった複雑な人物設定の上で高橋は芝居を成立させていることになる。なお、被災地で光誠が食べていたのはハンバーガー。ナイフとフォークを使って切り分けて口に運ぶ上品な食べ方と赤ワインは、第1話にてすでに登場していた。

そして更紗は光誠の後を尾け、篠宮と一緒にいる姿を目撃してしまっていた。「絵を描くことが好きで、自分のふるさとを大事にしている人」という告白とも取れるその言葉が更紗にまで届いていたかどうかは、その後の上機嫌な更紗の態度からも明らかだ。光誠は幸福感に浸り、商店街で生きることが心地良くなっていたが、突然倒れてしまう。光誠が入院したまま2年の月日が流れ、2019年、NEOXISの新社屋が完成した。第1話でも描かれた歴史だが、以前とは少しずつ違う未来へと進んでいる。

ここから根尾光誠の孤独が加速し、いくつもの悲劇を生んでいくことになるが、それを防ぐ“最後のヒーロー”が光誠ということになるのだろうか。未来の記憶を使い光誠が英人として生きることで、何かしらの代償が伴うのは確実のようだ。
■放送情報
『リボーン ~最後のヒーロー~』
テレビ朝日系にて、毎週火曜21:00〜21:54放送
出演:高橋一生、中村アン、鈴鹿央士、横田真悠、小日向文世、市村正親
脚本:橋本裕志
演出:藤田明二、麻生学、二宮崇
エグゼクティブプロデューサー:内山聖子(テレビ朝日)
プロデューサー:山形亮介(テレビ朝日)、中込卓也 (テレビ朝日)、河野美里 (ホリプロ)、奥村麻美子(ホリプロ)
音楽:佐藤航
主題歌:宮本浩次「I love 人生!」(UNIVERSAL SIGMA)
制作協力:ホリプロ
制作:テレビ朝日
©︎テレビ朝日
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